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「ちょっと、まってください」ナイロン100℃

本多劇場 I列6番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ナイロンひさびさ?のがっつり劇団公演。ケラさんが事前に別役的とか不条理とかキーワードをちりばめていてくださってたので、そういう心構えで観られてよかったです。ケラさんの作品大好きなんだけ…

「キネマと恋人」KERA・MAP

シアター・ドラマシティ 18列37番 台本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 映画が唯一の娯楽だった時代の、日本のどこかの島の町を描く、ケラさんのロマンチック・コメディ。東京公演での評判も上々で、楽しみにしておりました!いろいろと苦しい生活のな…

「消失」NYLON100℃

本多劇場 O列18番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 11年ぶりの再演、キャストも11年前と変わらず。初演は大阪で観ました。過去に観たナイロンの作品の中でも印象深い一本ですし、DVDも買っています。細かい台詞のやりとりでの微修正はあるものの、筋…

「グッドバイ」KERA・MAP

シアターBRAVA F列17番 脚本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 原作は太宰治の遺作「グッド・バイ」。この芝居をご覧になった方で、原作の方は読んでない、という方はぜひ原作も読んでみてくださいとオススメしたい。あっという間に読めます、なにせ未完な…

「社長吸血記」NYLON100℃

本多劇場 H列24番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 当初ケラさんが「2時間超えないぐらい」とかツイートしてたのでびっくりしたんですけど、最終的には2時間20分ちょい、まあまあ普通、だけどナイロンにしちゃたしかにコンパクトだ。しかも劇団主要…

「パン屋文六の思案」NYLON100℃

青山円形劇場 Fブロック15番 作 岸田國士 潤色・構成・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 「犬は鎖に繋ぐべからず」がもう7年前なんですね。「続・岸田國士一幕劇コレクション」ということで「麵麭屋文六の思案」「かんしゃく玉」「恋愛恐怖病」「ママ先生…

「わが闇」ナイロン100℃

日本特殊陶業市民会館ビレッジホール こ列4番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 初演が6年前ですか。キャストも同じで完全再演。じつはこういうの珍しい。個人的に芝居を見る期間が長くなってくるにつれて、どうしても再演よりも新作を重視してしまう…

「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜KERA version」

シアターコクーン E列19番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ケラさんご自身がツイッターで「俺史上最長」と呟かれているのを見てまさにTLがざわめきましたよね…いつも長いと言われる、と私が最初にナイロンを見た15年前から言われているのに、そのケ…

「百年の秘密」ナイロン100℃

本多劇場 D列5番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ とりあえず、まだ見ようかどうしようか迷っている、という方は是非とも足を運んでください。非常に見応えのある、ナイロン100℃という劇団の力を余すところなく堪能できる作品になっています。ケラさ…

「ノーアート・ノーライフ」NYLON100℃

中京大学文化市民会館プルニエホール い列24番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 10年ぶりの再演でしかもキャストがほとんどそのまんまという、こういうパターンもありそうでなかなかない。10年前は近鉄小劇場で観ました。大阪公演の初日で、カーテン…

「黒い十人の女〜version100 ℃〜」NYLON100℃

青山円形劇場 Cブロック43番 オリジナル脚本 和田夏十 上演台本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ パンフレットでケラさんも話されてますが、ケラさんがツイッターで「ナイロンで『黒い十人の女』やったらどうかな?」ってツイートをされていたのをまさ…

「2番目、或いは3番目」NYLON100℃

本多劇場 A列10番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ まだ中日やけん、ネタバレ気をつけて!

「東京月光魔曲」

シアターコクーン E列3番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 昭和初期の「花の都東京」を舞台にしたある種サスペンス。劇中の台詞でもあったけれど、狭い路地裏をのぞき込むようなスリリングさがあるので3時間半という長丁場でしたが(いやもう慣れた…

「神様とその他の変種」ナイロン100℃

本多劇場 N列6番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ナイロン100℃、33rd session。 いやーこれは、あまり予備知識入れずに見てほしいなあと思います。入れて観てももちろん充分に楽しめるとは思いますが、入れないで観て、どういう風に思うのかってと…

「あれから」KERA・MAP#005

世田谷パブリックシアター N列31番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 開幕してからの評判の高さに慌ててチケットおさえました。当日券でも余裕っぽかったですけど。 以下ネタバレしてますー。

「シャープさんフラットさん ブラックチーム」NYLON100℃

本多劇場 P列17番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ホワイト→ブラックの流れは個人的にいい順番だったかなと思いますが、どうなのかな。先に見た方を親と思うじゃないけど、ホワイトのほうがストレートに見えた。ブラックのほうがねじれがきついとい…

「シャープさんフラットさん ホワイトチーム」NYLON100℃

本多劇場 I列24番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ホワイトを先に拝見しました。 自伝的要素が、という話は小耳に挟みつつもあまり意識していなかったのですが見始めるとこれは意識せざるを得ない、という内容でした。劇中に出てくる美果という女性…

「どん底」

シアターコクーン H列3番 脚色・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ゴーリキーの「どん底」は未見にして未読。でも面白かったです。3時間15分という結構な長丁場ですが、気になりませんでした。これ以上「落ちるところがない」人々がつかの間見る希望…

「わが闇」ナイロン100℃

本多劇場 E列12番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ばれ感想に入る前にまずこれだけは。素晴らしかったです。休憩10分挟んで3時間20分、1幕だけで1時間50分という長尺ですが、それにひるんでいる方には心配ご無用!と言いたい。ナイロン…

「犯さん哉」

PARCO劇場 L列18番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ くだらないものをやる、と聞いてくだらないものを見に行き、くだらないものを見て帰ってきた。 という意味では初期目標達成、ではあるんですけど、なんとなく若干の「これだけ?」感が残るのも…

「ハルディン・ホテル」をさらに楽しむ

「消失」のDVDクオリティの高さにわいわい言っていたときにおすすめ頂いた「ハルディン・ホテル」のDVDを先日の「犬は鎖につなぐべからず」の時に買いまして。みのすけさんの声の良さにうっとりしつつ例によって副音声メモ書きなど。 ケラさん、犬ちゃん、み…

「犬は鎖に繋ぐべからず」NYLON100℃

青山円形劇場 Cブロック17番 作 岸田國士 脚色・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 岸田國士の7本の一幕劇「犬は鎖に繋ぐべからず」「隣の花」「驟雨」「屋上庭園」「ここに弟あり」「紙風船」「ぶらんこ」をコラージュし、ひとつの町内で起こっている…

「ナイス・エイジ」NYLON100℃

世田谷パブリックシアター E列16番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ いやー面白かった。初演は見ていません。シアテレでこの間放送したやつは録ったまま未見。初演はもうどうやっても生で見れないんだし、再演を見ることが決まっているならその初…

「漂う電球」オリガト・プラスティコvol.3

本多劇場 D列3番 演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 脚本 ウディ・アレン パンフでの対談でも「暗い」「救いのない話」とケラさんが対談で言っているのだが、そうかなあ?救いないかな、これ。個人的にはぜんぜんそういう感想は抱かなかった。私が思う救…

「カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜」ナイロン100℃

IMPホール O列11番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ うっかり時間に余裕を持って着いたりしちゃって、うっかりパンフなんて買っちゃって、うっかり開いちゃって、うっかり手塚さんの書いた文章なんかを開演前に読んでしまった。申し訳ない。今は反…

「トーキョーあたり」劇団健康

本多劇場 F列23番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 私が初めてケラさんの作品を見たのが「下北ビートニクス」で、なんで見に行ったかというとその前年あたりの「演ぶチャート」で手塚とおるさんがベスト5ぐらいに突然登場した(突然ではないんだ…

「砂の上の植物群」 KERA・MAP#003

シアターアプル 8列34番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ その世界の外では大層なことが起こっているのに、世界の内側は相変わらず乱雑で混乱していて自分勝手な感情が渦巻いている、世界のひどさと自分たちのひどさは実はあんまり関係がない・・…

「消失」 NYLON100℃

ワッハホール I列12番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ どこだかわからない、いつかはわからない、おそらくは遠い未来のある一軒家で暮らしている二人の兄弟。そこを訪れる二人の女と二人の男。会話の端々に予感を含ませながら2時間45分、汚れ…

「狐狸狐狸ばなし」トム・プロジェクト

LICはびきのホールM Q列19番 作 北条秀司 演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 南大阪の片田舎にある公共ホールで1日限りの公演。なぜここで?客層もケラファンor熱心な芝居好きと思われる人から、地元だからたまたま寄ってみた風の家族連れまで千差万別…

「ウチハソバヤジャナイ」

下北沢ザ・スズナリ 作 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 脚色・演出 ブルースカイ ケラさんのナンセンスコメディの傑作として必ず名前が挙がる「ウチソバ」。今回偶然にもク・ナウカで同作品を公演していて、クナウカも見たことなかったので迷ったのですが、と…