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「マクベス」

森ノ宮ピロティホール J列28番 演出 アンドリュー・ゴールドバーグ 蔵之介さんがひとり芝居で「マクベス」をやる、という第一報が出た時はツイッターのタイムラインが「パワーマイム…」とざわ…ざわ…したものですが(実際シャトナーさんは保村大和さんと「ひ…

「墓場、女子高生」ベッド&メイキングス

東京芸術劇場シアターイースト C列8番 作・演出 福原充則 福原さんの脚本はここんとこ個人的にほぼはずれなし、という感触で、もちろん今回も面白かった(そして、いろんなキャストで再演を重ねていきたくなる脚本だよなあとも思った)。が、面白かった,と…

「アドルフに告ぐ」

春秋座 8列10番 原作 手塚治虫 演出 栗山民也 脚本 木内宏昌 京都の春秋座、初めて行きました!京都造形芸術大学の中にある劇場。あんないい劇場が校内にある大学とかうらやましいじょ。wikiを見ると原作のストーリーラインはそのまま押さえているようですね…

「メアリー・ステュアート」

パルコ劇場 D列13番 作 ダーチャ・マライーニ 演出 マックス・ウェブスター 中谷美紀&神野三鈴さんの組み合わせということで、これは見てみたいなと。しかし神野さん最近ほんと引っ張りだこだ。出る舞台出る舞台、すべてにおいて爪痕を残してらっしゃるか…

「わが星」ままごと

三鷹市芸術文化センター星のホール 全席自由 作・演出 柴幸男 再再演。再演を2011年の5月に千種小劇場で見たことは、あの年に起こったさまざまな出来事もひっくるめて忘れがたい体験のひとつです。全席自由で、だけど最後列を選んで座ったのは、あのときとで…

「戯作者銘々伝」こまつ座

紀伊國屋サザンシアター 10列1番 作・演出 東憲司 キャストと題材に惹かれて足を運びました。この、蔦屋重三郎をはじめとする戯作者、浮世絵師たちの話って、なんか昔から心惹かれるんですよね。物語は三途の川、一幕ではこの世を去った蔦重や山東京伝らが「…

「聖地X」イキウメ

ABCホール F列2番 作・演出 前川知大 「プランクトンの踊り場」の改訂改題再演とのことですが、そちらは未見です。聖地X、いいタイトルですね。きわめて特定された場所を示す「聖地」という言葉と、Xという未知数との組み合わせ。まさしくそういう舞台で…

「ART」

南座 8列9番 作 ヤスミナ・レザ 演出 パトリス・ケルブラ 真っ白のキャンバスに、良く見ないとわからない、斜めの線が描かれている。そんな絵。この絵をとある男が買った。500万円で。500万の絵の価値をめぐって、友人三人それぞれの価値観があぶりだされて…

「ウィンズロウ・ボーイ」

新国立劇場小劇場 C6列1番 作 テレンス・ラティガン 演出 鈴木裕美 じてキンで「ラティガン祭り」をやったときは、裕美さんはこの「ウィンズロウ・ボーイ」は演出してないんですね。あの「ラティガン祭り」は、裕美さんが演出した「ブラウニング・バージ…

「ベター・ハーフ」

本多劇場 E列2番 作・演出 鴻上尚史 鴻上さんが本多で新作、ときいてエッ本多!とまずそこに食いついてしまったという。鴻上さんが本多でやるの久しぶりなんじゃないでしょうか?第三舞台時代に、本多でなかなか快心のあたりが出ず「本多は連戦連敗ですね…

「追憶のアリラン」劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場シアターイースト 全席自由 脚本 古川健 演出 日澤雄介 劇団チョコレートケーキ、「親愛なる我が総統」に続いて2回目。パラドックス定数といい、最近フィクションとノンフィクションの境界線を描いてるあたらしい劇団に惹かれる傾向にあるなあ。…

「GLANDSLAM」

名鉄ホール 3列12番 構成・映像・振付 近藤良平 けっこう久しぶりに拝見しましたコンドルズ。このところ、2〜3年に1回、ぐらいのペースで見ているので、見る度に「今まで見たことない、猛烈に踊れる新顔」が増えている気がする。今回も、残念ながらお…

「いやおうなしに」

パルコ劇場 D列29番 脚本 福原充則 演出 河原雅彦 Only Love Hurts(面影ラッキーホール)は名前は知っているけどという程度。彼らの楽曲ありきで作られたカタログミュージカル、とでもいいましょうか、いやー、濃い、濃厚な世界でした。歌詞の世界の住人を…

「三人姉妹」

シアターコクーン N列15番 作 アントン・チェーホフ 上演台本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ ケラさん×チェーホフ第2弾。三谷さんの「桜の園」もそうでしたが、好きな演出家がやってくれる機会を捉えないとなかなかチェーホフに足を踏み入れようとし…

「黒塚」木ノ下歌舞伎

三重県文化会館小ホール 全席自由 監修・補綴 木ノ下裕一 演出・美術 杉原邦生 木ノ下歌舞伎はちょくちょく名前を聞いていて、1週間前に猿之助さんの「黒塚」を歌舞伎座で見たばっかりだったので、このタイミングで見られたのはよかったなー。歌舞伎座での記…

「海をゆく者」

豊橋芸術劇場 G列28番 作 コナー・マクファーソン 演出 栗山民也 5年ぶりの再演、しかも初演のキャストが揃い踏みという奇跡!いやでもこの座組でひとり入れ替えとか逆に無理というか、入ってくる役者さんのプレッシャーハンパないとおもう。ほぼ60代の手練…

「ア・ラ・カルト アンコール!」

近鉄アート館 B2列15番 演出 吉澤耕一 台本 高泉淳子 音楽監督 中西俊博 昨年いったん幕となったアラカルトが、青山円形劇場閉館前に「アンコール」として復活、その復活公演が今年2月に13年ぶりに帰ってきた近鉄アート館で上演。大千秋楽を迎えました。甘い…

「キレイ-神様と待ち合わせした女-」

シアターコクーン N列12番 作・演出 松尾スズキ 初演が14年前、再演ですらもう9年前です。ぎゃー!おののくしかない。再演、再再演の演目がかかるたびに「アレついこの間のことじゃなかった?」みたいになる現象が年々加速する一方です。 以下、わりと具体的…

「ブエノスアイレス午前零時」

新国立劇場中劇場 18列72番 原作 藤沢周 脚本 蓬莱竜太 演出 行定勲 原作未読。いやー、思った以上によかったです。小説の舞台化で演出が映画監督、というとこでちょっと構えてしまったところがあったんだけど、完全な杞憂でした。お恥ずかしい。うらさびれ…

「新しい祝日」イキウメ

東京芸術劇場シアターイースト D列15番 作・演出 前川知大 いやーきつい芝居だった!ところどころ心理的にものすごくグサグサくる場面があり、しかも最後までそんなわかりやすい解放的な展開があるわけでもないので、かなりハートが鍛えられた観劇になりま…

「紫式部ダイアリー」

名鉄ホール 16列15番 作・演出 三谷幸喜 のっけからこんなことを書くのもあれですけど、三谷さんはやっぱり女性を書くのが苦手(下手)だなあと思う。出てくるのはどこかお母さんか女の子なんだよなあ。この芝居で出てくるのは清少納言と紫式部のふたりだけ…

「水の戯れ」

名鉄ホール 13列20番 作・演出 岩松了 岩松さんの作品、すごくツボにはまるときとそうでないときとあるんですけど、宮藤さんがラジオですごくよかったと仰ってたので名古屋公演のチケット急遽とって見てきました。岩松さんの作品って、ある種の「不穏さ」み…

「つんざき行路、されるがまま」

ザ・スズナリ K列11番 作 福原充則 演出 木野花 判で押したような生活を続ける男のもとへ、突如現れた美しい女。その女を妻とした男の生活は満たされたものにかわっていく。しかし妻はある日忽然と姿を消した…って、すわ「ゴーンガール」系の話か*1とと思い…

「サナギネ・成体サイド」

青山円形劇場 Aブロック11番 原作 小池竹見 上演台本・演出 福原充則 双数姉妹で上演されていた過去の傑作を「ベッド&メイキングス」で再び!という企画。クラウドファウンディング企画を実施されていたので、失われる青山円形への餞もこめて参加してみま…

「小指の思い出」

東京芸術劇場プレイハウス H列1番 作 野田秀樹 演出 藤田貴大 マームとジプシーは見たことないので藤田演出も初見でした。いろんなところに書かれている紹介とか読んでいて、リフレインを多用、みたいな部分が印象に残っていたので、そもそもの戯曲も大胆に…

「サバイブ!」自転車キンクリートSTORE

SPACE雑遊 全席自由 作・演出 早船聡 もらったチラシの整理をしていて偶然見つけました。アッ自転車キンクリート名義の公演やるんだ…!飯島さんも裕美さんもスタッフクレジットにないけど、最近見てない、見てみたいな、と思ってチラシを読んでいたら「母」…

「親愛なる我が総統」劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ 全席自由 脚本 古川健 演出 日澤雄介 偶然なんだけど、ここのところナチス・ドイツに関する作品にちょいちょい触れている。劇団チョコレートケーキは昨年「治天ノ君」が読売演劇大賞のラインナップに入っていたことで知って、タイミング…

「ハムレット」子供のためのシェイクスピアカンパニー

愛知県芸術劇場小ホール 5列19番 作 ウィリアム・シェイクスピア 脚本・演出 山崎清介 カンパニー10周年で上演した「ハムレット」を、カンパニー20周年、シェイクスピア生誕450周年の今年再び上演。04年の初演はわたしの年間ベスト1でした。このカンパニー…

「わたしの星」

三鷹芸術文化センター星のホール 自由席 作・演出 柴幸男 「わが星」の世界観を引き継いで、柴さんが現役の高校生達と作り上げた新作。開演前にロビーに置いてあった稽古場ダイアリーをパラパラと読んでたらすごくおもしろかった。登場人物の中で「スピカ」…

「暗いところからやってくる」

とよはし芸術劇場 主ホール舞台上特設舞台 自由席 作 前川知大 演出 小川絵梨子 初演が好評だったのか、今回は全国ツアーということで愛知県にもきてくれました。ありがたい。「こどもとおとなが一緒に楽しめる作品作り」を目指したということで、客席も半分…

「太陽2068」

シアターコクーン 2階BR列3番 作 前川知大 演出 蜷川幸雄 イキウメの「太陽」は未見です。*1もっとイキウメのキャスト陣が絡んだりするのかなって企画が発表になった時は思ったんですけど、がっつり蜷川ワールドでしたね。不老不死というわけではないが、極…

「ラストフラワーズ」

赤坂ACTシアター D列23番 脚本 松尾スズキ 演出 いのうえひでのり あの大人計画と新感線ががっつりタッグを組む、しかも単に共演するとかいうレベルではなく松尾さんが脚本を書いていのうえさんが演出、さらに音楽はスカパラというなにこの全部盛り感。そり…

「おとこたち」ハイバイ

長久手市文化の家風のホール H列8番 作・演出 岩井秀人 20代から80代までの男4人のはなし。会社のクレーム対応で神経をすり減らす男、妻と不倫相手が連絡を取り合っていることも知らず関係を続ける男、酒ですべてを失い新興宗教に走る男、完全に自分の人生を…

「大田王2014ジゴワット 〜Back to 2015」

ABCホール D列6番 15年ぶりの大田王だそうです。ジゴワット、でおわかりの通り、今回はBack to the Futureがモチーフ。誰かの葬式に集まったよぼよぼじいさんの三人組、かつて共に組んだ大田王のユニットを懐かしく思い出すが、実は皆、思い残したことがあっ…

「あゆみ」

青年座劇場 A列27番 作・演出 柴幸男 「ままごと」の代表作である本作品を青年座60周年記念公演で上演する、というので足を運んできました。それなりに長いこと芝居を見てても初めて足を運ぶ青年座劇場。トイレの前に靴箱があってその年季に歴史を感じたり…

「抜け目のない未亡人」

新国立劇場中劇場 10列40番 原作 カルロ・ゴルドーニ 上演台本・演出 三谷幸喜 原作は18世紀イタリアの喜劇作家の戯曲で、中世のヴェネツィアを舞台に「リッチな未亡人がもう一花咲かせようと奮闘する」顛末を描いたものだそうですが、今回三谷さんがそれを…

「母に欲す」

パルコ劇場 Y列8番 作・演出 三浦大輔 足の踏み場もないほどに散らかったアパート、ベッドに半ケツで横たわる男の、全身から漂う怠惰な空気、何度も何度も鳴る電話。着信音を無視することに慣れきったふうな男は緩慢な動作でベッドから起き上がり、トイレに…

「オーシャンズ11」

シアターオーブ 2階6列34番 脚本・演出 小池修一郎 ヅカ版見てないです。基本的には踏襲してるんですかね、どうなんだろ。映画は見ました、と言ってももうずいぶん前なので、オーシャンズ11というとブラッド・ピットがアイスを食べてるシーンを真っ先に思…

「関数ドミノ」イキウメ

シアタートラム C列4番 作・演出 前川知大 面白かったです!こういうふうに、コンスタントに劇団公演があってそのどれもがあるレベルに達しているっていうのはすばらしいですね。次も必ず見に来ようって思わせます。過去2回の上演は未見で、今回は改訂再演…

「十九歳のジェイコブ」

新国立劇場小劇場 B1列18番 台本 松井周 演出 松本雄吉 中上健次の同名小説がを原作とする舞台。こういう、小説の舞台化、みたいなときに、原作を予習として読んでいくってことはしないのですが、これは読んでいけばよかったなーと思ったなー。空間と時制が…

「赤鬼」

青山円形劇場 Eブロック21番 作 野田秀樹 演出 中屋敷法仁 1996年初演、その後もタイ、韓国、ロンドンと各国で上演され、2004年に日本でも再演された文字通りの傑作が青山円劇カウンシルファイナルに登場。柿喰う客の舞台は拝見したことがなかったんですが、…

「ロンサム・ウェスト」

新国立劇場小劇場 A3列6番 作 マーティン・マクドナー 演出 小川絵梨子 長塚さんの演出じゃないマクドナー、思えばお初でした。どこか「ビューティ・クイーン・オブ・リーナン」と似た感触のある作品だなあと想いながら見ていたんですけど、ほぼ同時期に書か…

「昭和レストレイション」パラドックス定数

三鷹市芸術文化センター星のホール 全席自由 作・演出 野木萌葱 「東京裁判」に引き続き2回目のパラドックス定数。今回の題材は昭和11年2月26日、2.26事件です。授業で習う程度の知識しかないままで拝見しましたが、いやあ、とてもよかったです。見終わった…

「殺風景」

シアターコクーン C列14番 作・演出 赤堀雅秋 実際の事件(大牟田4人殺害事件)が題材。概略をまとめたwebの記事でさえ「連鎖的な殺人、死体遺棄に至ったと推測されているが、未だに真相は解明されていない」と書かれる事件、それをこの濃厚な布陣で。いや…

「U-1グランプリ CASE05 ジョビジョバ」

赤坂RED/THEATER F列1番 共同脚本・共同演出 福田雄一/マギー ありがたいことに、先行で当てていただきました。ありがたい。ありがたい。ジョビジョバのメンバーが12年ぶりの再集結でこのハコのキャパ。奇跡です、もう。前三列を桟敷にして、通路にも(あの…

「万獣こわい」

名鉄ホール 12列22番 作 宮藤官九郎 演出 河原雅彦 東京で先にごらんになった方が「ひどいーひどいーひどい話だよもうー」と気分悪くなりつつ絶賛されていたので、割とハラ決めてかかったのですが、展開として「あっ、あの話か」と気がついた瞬間から自分が…

「夜中に犬に起こった奇妙な事件」

世田谷パブリックシアター M列30番 上演台本 蓬莱竜太 演出 鈴木裕美 原作は2003年に発表された『The Curious Incident of the Dog in the Night-time』。2012年にウエストエンドで舞台化、そして今回その作品を「舞台を日本に置き換えて」鈴木裕美さんと蓬…

「おそるべき親たち」

とよはし芸術劇場 2階B列21番 作 ジャン・コクトー 演出 熊林弘高 2010年にこのメンバーで上演、好評を得たということで今回の再演に至ったそうです。初演は未見。昨年観た「鉈切り丸」での麻実れいさんの、あまりといえばあまりにも、な「圧倒的オーラ」に…

近鉄アート館復活祭第三夜 升毅とおかしな大阪人たち

近鉄アート館 全席自由 このアート館をホームグラウンドとし、特殊な座席形態を利用して「四方囲み」の作品を次々に上演していた劇団「MOTHER」。その座長の升毅さんを中心に、わかぎえふさん、コング桑田さん、川下大洋さん、G2さん、東野ひろあきさんらの…

近鉄アート館復活祭第二夜 ア・ラ・カルトSpecial Live

近鉄アート館 C2列16番 ここにまた「近鉄アート館」と書けることのうれしさよ。2001年に閉館(ハコはそのまま、演劇事業が撤退)していた近鉄アート館が、阿倍野ハルカス完成と共に帰ってまいりました。ロビーに入ったらいきなり松原さんが出迎えてくださっ…