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いつでもそこが桜の森の満開の下

坂口安吾の「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」を下敷きに野田秀樹が書いた、夢の遊眠社「贋作・桜の森の満開の下」は、1989年2月に初演された。東京は日本青年館、関西公演は京都南座で行われた。わたしは、この時の南座の公演を観に行った。初めて見る野…

終わりなき闘い

今朝、ツイッターでこのオリラジあっちゃんのブログに行き当たり、読んでいたら、歩いて7分の会社に遅刻しそうになった。実話である。 読みながら、ほとほと、あっちゃんの賢さに唸らされた。オリラジ中田、転売撲滅の画期的システム発表!ブログの中身は読…

役者の仕事

言葉を発するときには、その瞬間心に浮かんだことを言うように言え。 そうでない時は私が止める。 お前の言っていることが信じられない時も止める。 何を言っているかわからない時も止める。 その年に獲れた林檎を初めて味わうように言葉を味わっていない時…

蛇足ながら

上の感想で書いた、あったかもしれない人生への「あなたが感じた愛おしさは真実なのだ」…これは第三舞台「ビー・ヒア・ナウ」のセリフの一部です。わたしはもう、この長台詞がすきで、すきで、すきすぎて、たぶん私の細胞の一部になっているとおもう。この台…

よく知らない彼女のこと

彼女のことはあまり、いやほとんど、よく知らない。彼女の名前を世間に広めたドラマも見ていなかったし、彼女の出世作と言われる作品も見ていない。舞台では一度拝見したのだが、その作品そのものがわたしにとってはあまりにもぴんとこず、彼女の印象も薄い…

僕らはまた、近いうちに再会する

2016年の演劇界をふりかえったとき、やはり何と言っても大きかったのは蜷川幸雄、そして維新派の松本雄吉というふたりの偉大な演出家をうしなったことだと思います。どんな舞台にも、その演出家のサインというか存在を感じることができるのは当たり前ですが…

2016年のベスト

明けましておめでとうございます。ようやく年内に観た芝居の感想を書き終わりましたので恒例の振り返りをしておきたいと思います。総観劇本数37本(リピート含まず)。減った!しかし減った原因は明らかです。2017年はどうかなあ。髑髏城が年間通して上演さ…

ここから始めなきゃいけない

twitterのアンケート機能を使って、観劇中の携帯電話についてアンケートをとってみました。設定時間は48時間。回答数は約20000。皆様の御協力のおかげで、サンプリング調査としてはじゅうぶんな回答数になったんじゃないかと思います。RTされた先を見ても、…

2015年のベスト

あけましておめでとうございます。ようやく年内に観た芝居の感想を書き終わったので恒例の昨年のベスト。去年のフォーマットにのっとってベスト5本、印象に残っている場面3つ、よかったと思う役者3人をあげたいとおもいます。そういえば、恒例の空中キャンプ…

どうしても考えずにはいられない

熱海殺人事件を見ていて、本当に物語の骨格の強度がハンパないよなあ、と思ったんだけど、そうするとどうにも私が思い出してしまうのが第三舞台の「朝日」。単なる名作、古典というよりは、「そのまま」残るのではなく時代に沿うことで真価を発揮する、って…

扇田さんのこと

扇田昭彦という名前をいつ頃覚えたのかは正直なところすでに遠い記憶の彼方なのだが、いずれにしろ、それが私が初めて覚えた劇評家の名前であることはまちがいない。私は高校2年生で第三舞台に出会い、演劇、芝居というものを見始めた。つまり私はその頃、ど…

2014年のベスト

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 年明け早々から昨年の回顧エントリで申し訳。 昨年の観劇本数54本(リピート除く)。その前が55本なのでほぼ同じですね。 今年は空中キャンプさんの「今年の映画をふりかえる」の回答フォーマ…

奇妙な符合 とおまけの話

先週の土日でパラドックス定数の「昭和レストレイション」、コクーンで「殺風景」、新国立小劇場で「ロンサム・ウェスト」を見てきたんですけど、この3本がまったくの偶然にもどこか共通するテーマ、いやテーマとか言ったら大仰すぎる、共通する「行動」を…

2013年のベスト

総観劇本数55本。リピート含まず、ですがそもそもリピート自体あまりしていなかった。どんどんリピートは減る傾向ですね。というわけで今年のベスト8。なぜ8かというとパッと選んだら8本になったので。以下観劇順です。 「ホロヴィッツとの対話」 中盤以降の…

シェイクスピア・アレンジ

長塚さんの「マクベス」観て、なんだかんだシェイクスピアの作品もそれなりに観てるよなあ…としみじみしていたんですが、感想でも書いたようにやっぱりそのままドストレートにやられるよりも「なにか」仕掛けてくる演出のほうが好きだし、がっつり脚色しちゃ…

言わずにおれない

あのマチネとソワレと間違えて公演を飛ばしちゃった子のこと、子のことというかその事件についてなんとなくずーっとどこかにひっかかったような感じになってるんだけど、もちろん起きてしまったことはもう、彼が全面的にわるい。言い訳しようがない。自分が…

いいニュース

第20回読売演劇大賞、大賞は蜷川幸雄御大に、そして最優秀男優賞に勘九郎さんが、さらに杉村春子賞に七之助さんが選出されました!今年の優秀男優賞の顔ぶれは個人的に好き役者ばっかり!だったので誰にいってもイイヨーとか思ってましたけど、「土蜘」も「…

2012年のベスト

総観劇本数58本(リピート含まず)。この3年間ずーっと38本で推移してきて、今年は舞台をたくさん見る!と決めていたので有言実行になって嬉しいです。そして反比例というわけではないけどライブの本数は減りましたね。舞台をたくさん見よう!と思ったのは完…

何も言えない

今日、勘三郎さんの葬儀が行われた。あの日からもう一週間。 でも、まだどこか遠い世界のことのような気がするときがある。 NHKで放送された追悼番組で三津五郎さんや渡辺えりさんが口々に仰った「まだ偲べない」「思い出とか語りたくない」という言葉や、椎…

さよならするのはつらいけど

芝居を観に出かけていく新幹線の車中でそのツイートを見た。最初は意味がわからず、とりあえずその人の名前で検索をかけた。大阪のラジオで訃報が伝えられたというツイートがものすごい勢いで増えていて、やっと、そうなのか、と思った。牧野エミさん、亡く…

すごくどうでもいいこと

なんだけど、今日ふと思って、でもこの喩え通じるのこっちかなと(笑)いやあの、私がいれあげている人がですね、先日熱愛報道されたわけなんですけど、まあ吉井ですけど、それでフライデーでね!撮られているとかいうので、今日街に出たときにちらっと見て…

無報酬の愛のために

「劇団を愛していたが、やめる事になってしまった。」この間twitterで「青木さん家の奥さん」をご覧になったkaiさんが、勝村さんが「青木さん」にでたときの話をされていて、その時に「私が観たのは94年で、そのときのパンフで勝村さんが第三舞台をやめてい…

2011年のベスト

総観劇本数38本(たぶん)。リピート含まず。うーんここ3年ぐらい計ったように同じ数字を叩き出してますね。 昨年同様5本をピックアップ。観劇順です。 「わが星」 2011年のベスト。この芝居の余韻はしばらく私の中にずっと残っていましたし、いまでもあの舞…

再び上本町に

先日九月松竹大歌舞伎を観に新歌舞伎座に行ってきたわけですが、上本町に来たのいつぶりだろう、もしかしたら近鉄劇場の閉場以来じゃないのかっていう。あまりにも通い慣れ過ぎていて、近鉄のホームから劇場に一番早く抜ける方法とか、まだ完全に身体に染み…

さいきんよく行く渋谷カフェ

こんなエントリをめったにあげないことで有名なうちのblogですが、たまには毛色が違うのもね! シアターゴアーなみなさま共通の懸案事項として芝居前後のごはん、お茶をどこで?ってのがあると思うんですが、最近わたしが渋谷で芝居を見る時に重宝しているの…

ファンタジーをあげよう

NHK教育テレビで放送されている佐野元春さんの「ソングライターズ」は大好きな番組で、第1シーズンの頃から楽しみに見ているんですが、現在放送中の第3シーズン最後のゲスト、七尾旅人さんの第1回目の放送があまりにも刺激的ですばらしく、あろうことか3回ぐ…

ひまっこどうぶつビスケット

7月はこの間のCLOUDで観劇予定が早くも終了。フンミフンミ。阿佐スパの本公演があるのですがそれは今回見送り…どうしてもタイミング合わなくてさ…。阿佐スパの本公演見逃すの久しぶりだなあ。8月は納涼第三部、髑髏城@大阪、奇ッ怪、冬物語@子どものためのシ…

役者の鑑でしょ

さて、この「盟三五大切」という演目。実際に観たのは初めてですが、ずっと前から名前は知っていた、もしかしたら一番最初に知った歌舞伎の演目かもしれません。それはなぜか。警部補 古畑任三郎 1st DVD-BOX出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2003/…

いつかのぼく

もう1週間以上経つのに、まだコンビニでアポロチョコみるときゅんとする。 「わが星」病ですね。以下芝居の内容にふれています。

なにも言えない

この間の3連休の最終日は「南へ」をもう一回見てきました。開演前に野田さんのナレーションによるあいさつ、そしてwebには掲載されていませんが、この舞台が地震や天災を扱っていること、最後まで見て頂ければ、徒に恐怖心を煽るものではないとご理解頂ける…

テレビでエンゲキを

上質の教養・娯楽に重点 NHKBS、2チャンネルに統合・再編 一昨日でしたか、このニュースが出て一時期わたしのTLも騒然としていたふうでした。その後「まだ決定ではないようだ」「意見を送って欲しい」とのtweetがあって、というのが今の状態でしょうか。と…

2010年のベスト

総観劇本数38本(リピート含まず)。去年と同数かあ〜、でも来年はもうちょっと増える!増やしたい!と思ってます!だって三谷祭りだし!第三舞台復活だし! 去年と同様、5本をピックアップ。観劇順です。 エネミイ 今年のベスト1。遠征日直前に鴻上さんがtw…

いろいろ

あっというまに12月、あっというまに2011年 しかしシアターゴアーは皆もう当然のように2011年のチケット取りに奔走なうなのであって、季節感ないこと夥しい 実は私、12月は鋼鉄番長@嘉穂劇場の1本だけなのでもうすっかり今年の回顧とかできちゃうんだなと思…

つかさんのこと

最初に観たのは熱海殺人事件だった。近鉄小劇場。それから、たくさんの作品を拝見させて頂いた。けれど、過去の時点ではどうあれ、私が現在もつかさんの作品の熱心な信奉者であったかといえば、それはそうではない、と答えざるを得ない。創作者の死が私たち…

この秋破産、そして

エヴァ風に(どこが)。 歌舞伎座の八月納涼のかわりに新橋で花形ktkr。 新橋演舞場 平成22年8月7日〜28日 第一部 訪欧凱旋公演 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら) 佐藤忠信実は源九郎狐 海老蔵 静御前 七之助 源義経 勘太郎第二部 一、暗闇の丑松(くら…

エッケ・ホモ

この人を見よ。演劇ぶっく 2010年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: えんぶ発売日: 2010/05/10メディア: 雑誌 クリック: 28回この商品を含むブログ (3件) を見る表紙の人ではなくて、いや表紙の人ももちろん見てほしいんですが、私のtwitterのTLでも話題になっ…

きらめく星座

作家・劇作家の井上ひさしさん死去私が最初に井上ひさしという人を知ったのは本だった。母が好きでよく読んでいた、「モッキンポット師の後始末」。この文庫本を何度も何度も読んだ。「ブンとフン」「青葉繁れる」etc、etc。モッキンポット師の後始末 (講談…

遠き道を征く

この間twitterで「今までの観劇に費やした時間とお金」の話になっていやもう確実に一財産築けるね、ってことになったんだが、実際私の今のこの遠征人生のきっかけを作ったのもそもそも芝居だった。というわけで唐突に自分的遠征史のなかでエポック的な出来事…

おいしいってこと

小説 中華そば「江ぐち」 (新潮OH!文庫)作者: 久住昌之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (18件) を見る三鷹の中華そば屋「江ぐち」が今月末で閉店するというニュースをコメント欄で教えて…

2009年のベスト

いきなり回顧かYO!って感じですが例年新年1発目にやってますので(笑)観劇本数38本(リピート含まず)。去年よりさらに減ってますね。ライブの本数よりはさすがにまだ上回ってますが(た、たぶん・・・)さすがにこの本数では10本チョイスは難しい、というこ…

千秋楽ごあいさつ

拝見したのは千秋楽だったので、昼夜とも最後の演目でカーテンコールあり。昼の部は宮藤さんが、袖から挨拶に出てこられました。いかにも所在なげ(笑)勘三郎さんに挨拶を促されて、「・・・・・また観に来てください!」ちなみに主演だった染さまの挨拶は「これ…

イヤホンガイド初挑戦

今まで借りたことなかったんですが(やっぱり役者の声に集中したいというのもあって)、今回休憩時間に昼の部は宮藤さんと勘三郎さん、夜の部は野田さんと勘三郎さんの対談が聴けるということで初挑戦。で、せっかく借りたのだからということで野崎村と引窓…

なによりもムーミンを愛す

ムーミン谷のひみつ (ちくま文庫)作者: 冨原眞弓出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/08/06メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 9回この商品を含むブログ (24件) を見る名古屋高島屋で金曜日から北欧フェアをやっていて、ムーミンのコーナーあるよと人に聞…

おめでとうおめでとう

上川隆也さまご結婚の由。おめでとうございます!いやーコメントもなんもかんも上川さんっぽいね。今年は劇団を離れ、ご結婚され、決断の年だったのだなあ。 ますます魅力ある役者さんになられることを心よりお祈りいたしております!

友への言葉

弔辞や追悼文、というものは「死」というものを前にした極端な感情が起点にあるので、名文、名スピーチが生まれやすい反面、その極端さからひとを遠ざけてしまう面もある。ここのところ、立て続けに心を打つ「追悼」を見たのでちょっと紹介したくなった。マ…

収納ケースを買った

物凄い勢いで増えていくCD&DVDに対応しきれず、引っ越しのときに相当数実家に送ったのだが、引っ越し後もずんどこ買ったり焼いたりしているためまったく埒があかなかったのでラックを!ラックを買うべし!と思ってたんです。でもどうせまた何年後かには引っ…

そんな時代が来るとは

「不毛地帯」のエンディングテーマが、TOM WAITSのTom Traubert's Bluesだということを今朝、kaiさんのページで知って驚愕。それを見るためだけに録画予約してしまいそう。 ずいぶん前にやらせて頂いた「劇場で使われた印象深い曲」を挙げるバトンでも回答さ…

10周年おめでとう

to 俺。ユリイカ!という、私がやっているホームページが本日めでたく10周年を迎えました。ありがとう、ありがとう。感無量です、と言いたいところだけど本当に感無量なのかいまいち自分でもよくわからない。10年かあ、とぼんやり思うというだけのことのよう…

それでふと思ったんだけど

古田さんの立ち位置ってなんか奥田民生の立ち位置と似てるような気がしてきた(笑)どちらも若い頃はかわいかった(細かった)のに、今やどこから見ても立派なおっさんで、むしろ好んでオッサン化に拍車をかけており、白鳥主義を自認してやまず、その実結構…

遭遇率

「狭き門より入れ」を見たとき、あの喫煙コーナーのところにヤンキー座りのコワイお兄さんがいる!と思ったら古田さんでした。位置的に多分自分の斜め前あたりに座るだろうなーと思っていたらやっぱりだったんですが、やっぱりじゃなかったのはその後ろに座…