京晋佑

「(鴻上さんのこと好き?)・・・・好きなわけないじゃない。好きなわけないよ。好きって言うヤツが居たらねぇ・・・・蹴りを入れていいよ(笑)。」
WOWOW「ビー・ヒア・ナウ アウトテイクス」インタビューより)



1964年1月4日生まれ
1984年「モダン・ホラー」より主に第三舞台の公演に出演
自転車キンクリート、劇団新感線など、他劇団への出演も多い。
いつまでも若く颯爽とした魅力を失わない、得難い役者である。

京晋佑さんという役者には非常に思い入れがあります。なぜなら「化けた瞬間を目撃した」役者さんだから。まあ瞬間って言うのは大袈裟なんですけど・・・。
男5人しか出ることの出来ない「朝日」の91年版で、伊藤さんと争って少年役を手中に。他人と争って得た役だからかどうかはわかりませんが、この舞台の京さんは今までと全然違いました。これ以前は、暴言を承知で言わせてもらえば「ただ舞台の上にいただけ」の役者さんだったんです、私にとっては。でも「朝日」はちがいました。彼はちゃんと存在して、呼吸して、会話してた。だからこそ、あんなにも圧倒的に面白かったんだと思う。役者が「化ける」ってこういうことなのか、と感じ入ったことを思い出します。

客演でもいろんなとこに出演されてて、ほんとに大活躍。非常ーーーに男前で、しかも力があるんだから引っ張りだこですよね。ダンスもうまいしアクションも出来る。40の壁を越えて、ますます充実!いつまでもその格好良さを私達に堪能させて下さい。

マイベストアクト  「朝日のような夕日をつれて’91」少年