「四月になれば彼女は」  キャラメルボックス

キャラメルボックスお得意の企画もの、今回はアコースティックシアター。本公演と何が違うか、と言うと脚本に真柴あずきさんが参加している点と、”アコースティック”だけにストーリーもスペクタクル満載のものではなく、しっとりと感情を描き出す点にあるのだそうな。

いやーしかし冒頭のシーンでポリスの"EVERY BREATH YOU TAKE"がかかった瞬間「うおーー!!!」と思ってしまった。すっげー好きなんですよコレ。何回聞いても名曲ですわね。この時点で芝居の世界にガーーっと入っていけたのですごくのめり込んで見れたと思う。今回は坂口さんがヒロインで、大森さんは珍しくワキに入ってました。ストーリーは親子の和解に坂口さん扮するところのスポーツ記者が追いかけるスキャンダルが絡んでゆくもの。やっぱり最後はみんないい人の解決だったし、スポーツ選手への考え方とか反発を覚える部分もあったけど、ラストの「お帰りなさい、お母さん」の一言で全て吹っ飛んだ。あのラストがあるだけで、他の気になるところとかどうでもよくなってしまう。終わりよければ・・・とはよく言ったものだ。