「アローン・アゲイン」 キャラメルボックス

お得意の企画もの、アコースティックシアター第2弾。前回好評だったと見える。今回も脚本に真柴あずきさん、そしてヒロインは坂口理恵さんだ!いやーもうすっかりキャラメルの主演女優ねあなた。

ストーリーは、売れない女優役の坂口さんがゴーストライターを使って書いたエッセイがバカ当たりしたため、自伝小説の執筆依頼からはてはその映画化までとんとん拍子に話は進んでいくが・・?という筋をメインに、坂口さんとその恋人上川さん、+坂口さんの妹という三角関係も絡めてゆくお話。坂口さんに恋するゴーストライターを西川さんが演じておりまして、さすが「せつない男」の面目躍如、ほんまにせつなかったわ。ラストの、「ひとりで行けるさ、もっと遠くへ。」というセリフは、しかし私のキャラメル経験の中でも飛び抜けて好きなセリフだ。元気が出てくるよな。あともうひとつ、今井さんが人の「命の花」が見える不思議な役をなかなかに好演しておりました。今井さんをうまい、と思ったのはこの公演が初めて。

ストーリーだけ書くとコメディみたいだなあ(笑)幼稚園のせんせーな上川さんはなかなかにキュートでしたよお。