「不思議なクリスマスのつくりかた」 キャラメルボックス

思い起こせば6年前、なんの偶然からかたまたま見に行ったこの芝居にはまってしまったがために!この後キャラメルにいくらお金をつぎ込んだことか!いやいいんですけど(笑)しかししかし、6年前が鮮烈すぎていかんいかんと思いつつどうしても較べてしまうのだった。ルーシーとシュレーダーのシーンで「クリスマス・イブ」を使ってくれなくてちょっとがっかり。予想はしていたけどね・・・。

Wキャストだったので一応どちらのバージョンも見に行きました。GREEN,REDとも一長一短でどちらが良いとは言えませんが、とにかく大森さんのチャーリーブラウンと西川さんのスヌーピー、このラインさえ守られていれば大抵のことはどうにかなるのだなと。それほどまでにこの作品におけるこの二人の重要さが確立されているわけで、たとえマンネリと言われようとそういうことは大事にした方がよいと思う。

そして6年ぶりに見て思ったがやはりこの作品が私のキャラメルベスト。「難しい」という声もあったようですが(前説で加藤さんが言っていた)私は最近の作品よりこれぐらいの噛みごたえのある作品の方がだんぜん好みだ。もう一回こういう作品を書いて欲しいなあとも思う。無理かもしれないけれど。いろいろ思うところはありますが、あのファーストシーンをまた見れただけでも良しとしますか。

いまだに私のキャラメルベストですね。無音でエレベータに乗り込んでいったあとの「エレベーターが止まった!」で始まるファーストシーンは本当によくできてるなあと思います。これ、再演するのかなあ。でも西川&大森はもうスヌーピー&チャーリーブラウンをやらない気がするんだよなあ。うーん。