「SUSANOH〜魔性の剣」  新感線

「髑髏城」が97年のベスト1か、ぐらいに良かったので、というかあれで私の新感線に対する見方が変わったので、今回もはずせないでしょう!と思っていきました。

ストーリーはですね、かなりややこしいんで、はjしょりますけれども、基本的には魔の剣vs聖の剣という図式なんですな。でこの魔の剣に操られて非道の限りを尽くす側に橋本じゅんさん、聖の剣を探し、橋本さんと対決するのがヨッ出ました千両役者!の古田さん、父親との確執を抱えながらも最後には古田さんをフォローするクールな殺し屋が粟根さん。

この3人がメインなんですけども、もーこの3人についてはコメント不要、文句なし。めっちゃカッコイイです。決めまくり魅せまくり。ミーハー心煽りまくり。特に古田さん、あんたどこまで行くんや・・・・てゆーぐらい、もう小劇場の枠をとっぱらった「スター」になりつつあります。このひと。将来梅沢富美男みたいになるんちゃうか(笑)。

脇を固める逆木さん(うまいっっすねー!)右近くん、河野さん、磯野さんも完璧に収まっていて、「劇団」だよなぁ!という感じ。嬉しいです。客演してた天衣さん明星さんの女優陣もカラーをだしてて上手くとけ込んでました。

・・・・という訳で文句なしの舞台なんですが、それでもあえて言うなら「髑髏城」には劣る。完成度はこちらの方が上かもしれないけど。やっぱあれって奇跡のような舞台だったんだなぁ・・。

「髑髏城には・・・」って書いてますけど「スサノオ」の方が良かったっていうひといっぱいいると思いますよ。好みね。あくまで。