「Believe」  APRICOT

10月に「電光石火の男五人芝居」でやった「Believe」を、今回は保村さんひとり芝居で。保村さんが「ひとり」で「信長」をやるのかと思っていたら登場人物全てを「ひとり」でやるというところがすごい。その数約3万(笑)

基本的に10月の電光石火バージョンの線は変えていないようでした。かなりシリアスなものになるのかなと思っていたのですが結構ギャグもあり、面白かったです。勝家のキャラクターとかめっちゃ好き(笑)
しかし基本的に話も視点も変わっていないだけに、どうしても私の好みとしては10月のバージョンの方が好きかなーと。そら照明も音響なく、役者ひとりなんだから較べてどうするよという気もしますが、しかし一観客としてみるからには楽しい方が好きに決まってる。今回のが楽しくないと言うわけでは決してなく、単にいい男ひとりVSいい男5人だと、数の上だけでもほら、ね?あたしいい男見るために劇場に通ってるからさ・・・(笑)

ただ後半のクライマックス、信長が本能寺に向かうあたりからはすごい良かったです。本能寺で「まずは信長、これにて思い残すことなしじゃ!」と一喝するところとか、保村さんの声で近小の空気がびりびり振動して、思わず泣きそうになってしまったよ。いいなーーー、やっぱり生の声の迫力って大好き。しびれる。その後光秀と秀吉との対決のところだけ、擬音なしでやっていたのも良かった。シャトナーさんはこういう演出が実にうまい。

さてさて、APRICOT、次は何かなー?(笑)