「幽霊はここにいる」 KOKAMI@network

なんか・・・普通に、真っ当に面白かったです。うん。それは私が散々酷評を目にしていたからか?だけど、別になんというか・・・普通の芝居だなぁと。で、普通に笑えて面白かったなと。ごめんあたし鴻上フリークだから贔屓の引き倒しなのかも?とも思うけどさ。でもじゃあみんな鴻上さんに何を求めてるんだ?という気は若干しないでもない。

「誰一人として存在を信じていない」存在がどんどん膨れ上がる様はガンガン身に覚えのあることで、だからこそ新聞記者箱山の言うように「結末」を求める心も大きくなるわけで。一旦は望むような結末が出たと思わせておいて、最後にはそれもまた突き放す、という展開は結構スキだなあ。演出という点では、オープニングの映像と傘をつかったやつはもう大好き。無機質なセットで意味深なダンス、というのも、私はコレで育ってますので(笑)全然OKだし。ただ個人的には結構歌が多いのと、余計な効果音はどうなのかなーという気はしました。ま、私がミュージカル苦手っていうのもあるんでしょうけども。後衣装はちょっと・・・ポップすぎて浮いてる感じは否めず。

橋本じゅんさんは期待に違わずお笑い能力を発揮して下さっただけでなく、ビシッと二枚目な感じも楽しめて良かったです。めだかさんとのコンビは最高(笑)北村さんは良いのとうん?という時と波があって・・・その部分はちょっと乗れなかったかなぁ。西牟田さんは期待通りとても可愛く。中坪さんもよかったなぁ、彼女の声独特ですごく好き。そして後半(つーか殆どラスト)出てきて一気に場をさらった谷原章介さん。初見ですが、いーやー奥さんいい物件見つけちゃったよ!ってな感じでしょうか。男前だなぁ〜〜!!ほんと、この男前っぷり堪能するだけでも見る価値あるよと思いました、私はね(笑)

初・谷章。いやほんとめちゃめちゃオットコマエだなあ!と感心するほど格好良かった。今やその印象の方が深い(笑)