- リサイタルホール D列3番
- 演出・構成 鈴木勝秀
ひとり舞台、と言いながら(ご本人も仰ってましたが)ひとりリサイタル、という感じでした。女優大竹しのぶを見るというより、素の大竹さんの人となりを見せてもらったような感じ。正直なところ、歌い手としての実力が抜きんでているわけでもないですし、最初の2曲ぐらいまでは大竹さんの照れも感じられてうーんなんだかいたたまれないぞ!と思ったのですが、中盤から大竹さんお得意の「魂の入り込んだ」歌が聴けて良かったです。私生活の暴露ネタも含めたMCも非常に楽しく、女優としての感性をかいま見れるようなエピソードも多々あり、ジョンとヨーコのハッピークリスマスを聴きながらなんだか涙してしまったり。折角なので、もうちょっと「演出」も加えつつ、中島みゆきさんの夜会風味なコンサートをやってみるのも面白いんじゃないかなあと思いました。