「ヤルタ会談」青年団

第二次世界大戦後の戦後処理問題を連合国列強が話し合った世界史上の事件「ヤルタ会談」を、身近にわかりやすくデフォルメして30分の短い芝居に仕立てたもの。発想がすごく新しいとかではないと思うけど、実にうまく描いてるなあと思った。一応世界史選択ではあったので、若干このあたりの知識がかろうじて脳細胞に残っていたのも助かった。私はこういう「大層なものを大層でなく表現する」のが大好き。

お腹いっぱい食べることが主眼になってるヘンなインターナショナルの歌や、「なんだかんだ言って、勝ってるんだもん、俺たち!」と明るくルーズベルトを励ますチャーチルには爆笑したのですが、列強というのは今も昔も大して変わってないのだなあと思うと、心胆寒からしめるものがありますなあ。