「2006年ベルリン」コンドルズ

  • ARTCOMPLEX1928 全席自由
  • 構成・振付・演出 近藤良平

個人的に3年ぶり?のアートコンプレックスでのコンドルズ。いやもう超満。さすがにここでコンドルズを観るのはもう限界かと思うほどの人の数。でも、ここで観るコンドルズがやっぱりすごく好きなので頑張って続けて欲しいのであるよ〜。

今回はちょっといつもとパターン違うような?人形劇なかったね。私は人形劇激しくどうでもいいので嬉しい方向転換ではあり。途中「?」という場面が2つほどあったのはなんだったのか今でも謎ですが。

近藤さんはこないだのTOP OF THE WORLDに比べて断然出番が少なかった・・・ショック。ソロ公演があったからかな?でも、近藤さんがでていたら私は絶対に近藤さんを見てしまうので、そういう意味では今回かなりいろんな人のダンスを注視できたので新鮮だった。最近お気に入りなのが青田さんと鎌倉さんなので特化して見てみたりとか。わはは。

今回の「芝居ネタ」であるところの「漫画研究会vs漫画同好会」のネタがツボ過ぎてちょっと笑いすぎてしまったかもしれない。あれはネタがわかる人とわからない人で楽しさは全然違うだろうが、でもネタなんてわからない方が概ね幸せな人生を送れるのではないかと思ってみたりするクリスマスイブである。高橋さんが「キシリア」というだけで次になんの台詞が来るのかソラで言えるような人生は素人にはおすすめできない

両同好会の部長同士の対決がこれまた渋くて格好良く(あんな台詞なのにな!)、高橋さんの本物のヲタクとはこうだ!な炸裂ぶりも凄まじかったが、もともとフェミニンなタイプだという*1鎌倉さんの少女漫画ヲタクっぷりがはまりすぎていて笑い死んだ。あのキャラは是非どこかで再登場させて欲しいものである。

という感じで散々爆笑させた後、ほんの1分ほどのシーンでそれら全てをセンチメンタルなものに変えてしまう小林顕作さんの脚本&演技力にもしてやられました。

そういえばそのコントのなかでキテレツヲタクをやっていた藤田さんが、その直後のダンスシーンで髪を下ろしたまま踊るのが妙にセクシーでどきどきしたわあ。髪をくくっている印象のほうが断然強いってのもあるんでしょうけど、なんというか眼福!な感じでした。大阪でTOP OF THE WORLD観たときにすごく好きだったOASISのLylaを使ったダンスがまた見れたのも嬉しかったなあ。

アートコンプレックスの奥の舞台に、白いシャツ姿のメンバーがずらっと並んで出てくるところなんて、ため息ものの格好良さ。ここの白い壁とコンドルズの相性ってほんといい。満喫しましたです。

*1:勝山康晴さんの本「コンドルズ血風録」によると、鎌倉さんは女姉妹に囲まれて育ったので普段の口調もかなりフェミニンだとのこと