帰ってきたはいいけれど

お金が無いというのに、この間の「カラメリ」のときにうっかりDVDを二枚も買ってしまったのでそれを見ています。「下北ビートニクス」と「すべての犬は天国に行く」。私の初ナイロンと私のベストナイロン。
下北ビートニクスの副音声は中島かずきさんとケラさんと松永さんで、作家ふたりの裏話が面白かったんでメモ書き。

・ケラさんと中島さんは経堂に住んでいた
・中島さんは今正月の芝居の台本を書いていて、柴原さんに「遅い!」と怒られている
・ケラさんと古田さんは今次にやる企画の話をしている
・「労働者M」はスズナリでやっても面白くない、コクーンだからいいんじゃないか
・中島さんもケラさんも鴻上さんに対して思うところがある
・あるんだけど結局何かは言わなかった(チキンめ!)
清水宏さんと古田さんは長い知り合いだけど唯一の共演作品がこれ
清水宏さんはいろんな理由でいろんな劇団に出られない
・長い芝居にしたくてしてるわけじゃないんだよ
・松永さんはこのとき阿部サダヲちゃんがきらいだった
・だってキスシーンがあるのに二日酔いでくるんだもん
・この頃の阿部サダヲはまだやんちゃ坊主だった いかにもヤンキー!
・ケラさんも大阪公演の時サダヲちゃんに怒った 客演の人にそんなことを言うなんてめったにない
・松永さんはこの芝居で出番が少ないのに死ぬほどダメだしされた
・怒りのあまり近小の女子トイレに駆け込んでトイレのドアを蹴り壊した
みのすけさんは大阪ではウケが悪い
・かならず「気持ち悪い」と言われる
・この頃の古田新太は本当にかっこいい
・出来ればこの頃の古田新太を返して欲しい(中島談)
・この頃の古田新太がいればうちの劇団も展開が違った(中島談)
・客演を主演に呼ばなくてもよかった(中島談)
・三宅さんは顔はアホだけどすごい記憶力がいい
・あれだけのキャストを集めて見せ場のシーンをぶったぎれる野田さんは凄い
・あれだけのキャストが自分のところにきたら300分ぐらいの芝居になると思う(両者談)
グループ魂が紅白に出て、三宅さんがアップで映ったとき松永さんは泣きそうになった
・羽野アキちゃんはあくまでも「一時休団」であると中島さんは信じている

こんな感じ?(笑)

下北ビートニクスってナイロンの初・大阪公演だったんだなあ。古田効果もあったんだろうけど、当日券とかすっごい人の列だったんですよねー。
私がナイロンを見に行こうと思ったのは、確かその前年の演ぶチャートで「手塚とおる」という名前が3位とか4位とかにランクインしてきていて、それがなんかすっげー気になったんですわ。で、いいタイミングで大阪に来てくれた!と思ったら手塚さんはやめていた!もうがびーん、みたいな。でも元は取った!というぐらいいいキャストぞろいでしたけども。
ちなみにこれ、私の「初・阿部サダヲ」だったんですけど、あの冒頭で松永さんとキスしてたのがサダヲちゃんだったのかあああ!と10年経ってようやく気が付く事実。まるっきり記憶に無かったよ俺。
でもみんな、ホント大人になったなあ!って感じ。若いよ、みんな若いよ!