噂の男をさらに楽しむ

そういえば「リー」の時に買ってまだ見ていなかったわ、と副音声鑑賞。期待に違わぬ、いや期待以上の面白さに思わず副音声メモ書きするなど血迷った行為に出てみた。

  • 今日の収録、唯一の欠席者堺さんは「塾」のために出て来れなかったらしい(笑)
  • 八嶋さん以外は自分の芝居を観るのが照れ臭い。でもやっしーは自分のことが大好き。奥さんと「あんたええ仕事したなあ」「そうやろう?」と頷き合っているらしい。ええ夫婦や!
  • 八嶋さんとじゅんさんの声は割と区別つくのだがさとしさんと山内さんが時々区別が付かない
  • ジッポでしょっちゅう煙草を喫っているのは誰だ!(笑)
  • そしてキットカットを食べているのは誰だ!(笑)
  • 「雅人」「圭哉」「智人」の呼び方がしんせーーん!
  • 水野さんのエロシーンに異様に興奮する橋本さとし。小学生か!
  • 八嶋さんは台本を離すのが異様に早い。2割覚えたらもう離す。じゅんさん曰く「気持ちをつかまえてるからエッジだけ間違えなければあとは自由なところがすごい」。八嶋さんは台本と較べたら多分一番いい加減ですよ、と言うがそれにしてもスゴイね。KERAさんて割と語尾とかにも厳しい時があるそうだけど、直されなかったってことは肝は外してないってことなんだろうねえ。
  • それにしても聞いていてこんなに楽しい副音声もそうない。このどんなボケも見逃さない関西人ならではのツッコミの速さ、気持ちいい!!
  • 録音する前の注意、というやつがあるらしい。「人が傷つくことを言ってはいけません」!誰への警告だよ(笑)
  • パンキチの漫才を八嶋智人は全ステージ見た。本当の意味で「見た」。パルコでは調光室で、地方では客席の一番後ろにまわって見ていたらしい。すげえ。
  • この漫才を6時間ぐらいぶっ続けで稽古した日もあったらしい
  • 「僕はもう、じゅんさんがやるというたら死んでもやるつもりでした!」by橋本さとし(笑)
  • さとしさんは昔よくじゅんさんの「背中毛」を剃ってあげていた(笑)
  • さとしさんとじゅんさんは10年ぶりの共演。中島かずきさんは涙ぐみそうになったそうだ。でもいのうえひでのりさんはすげードライで「どうでした?」と聞いたら「ああ、どっかで見た光景の連続やったわ」(笑)
  • 八嶋さんは舞台では全員が初共演。でも新選組はみんな出てるよね?との声に「僕出てない」とさとしさん。だってもうミュージカルスターだもんね!帝劇のセンターですもんね!とからかわれる
  • 古田新太がこの芝居を見たとき、堺さんイジメのシーンであまりの懐かしさに「なんで俺がこのシーン出てへんねん」と思ったらしい。「あんなもんじゃない」んだって(笑)こえー!
  • みなさん美術をべた褒めですが美術は小松信雄さんなのよーほめてーもっとほめてー
  • 堺さんイジメのシーンはエチュードで作った。KERAさんはほぼそれを忠実に台本に立ち上げたらしいのだが、それは「あんなシーンを書くなんてKERAさんひどい!」と言われた時のために「僕じゃない」と言えるようにきっちりやったらしい
  • 煙草の火を押しつけるのは煙草の方に仕掛けがあって、煙に見えるのは龍角散だそうです
  • 「なして」爆笑。わけが知りたい人は買って聞いて下さい(笑)
  • 「ありんとざいやした」爆笑。わけが(以下略)
  • ここで一句「山内くん 毛があるだけで 面白い」
  • 河原リーダーはこの芝居を3度も観に来た。うち2度は実費。「あなたたちは、ぼくのヒーローだ!」とまで言ったらしい。初回の時には中央あたりの席でひとりスタオベしかかっていたらしく、楽屋で「なんでみんな(スタオベで席を)立たないんだ!」と憤っていたとか。
  • 「数々の思いディーが走馬ティーのように」を八嶋さんは寝言で言ってしまうほどフェイバリットだった(笑)
  • ハムスターくんは最初はもっと小さかったんだけど、アルファベットチョコが大好きでみんながあげているうちにどんどんデカくなってしまい、そのうち弁当箱を自力で開けるようになってしまった
  • 成志さんはこれを観に来て「やだーやだー」「誰か止めろよこいつらを」「おまえらヤなやつだな!」とめちゃめちゃピュアに観ていたらしい
  • もう芝居がハネて大分経つけれど、こうしてみているとまたすぐにこの芝居を出来る気がする
  • プロデューサーの細川さんは、ぼんちゃんともっしゃんの二人のシーンが大好き
  • もっしゃんとボイラーマンの二人のシーン、八嶋さんは気持ちが入りすぎて最初かなりウェットになってしまった。それからは抑え気味ではあるけれども、シーンが終わってハケたあと嗚咽しそうになるほど入り込んでいた
  • でもそんなに入り込んでいても常にモップが「折れるはずなところ」を持たねばならないっていうね!魂は熱く!段取りは冷静に!冷静と情熱の間!(笑)
  • 楽屋はほんとに「男の楽屋」でヌード写真であふれていた。その中でひとり海の写真をはっていた堺雅人も大阪ではそれにすっかり染まっていた
  • 稽古が始まる前に堺さんと八嶋さんとじゅんさんで取材を受けたことがあって、その時の堺さんの応答が頭が良すぎてわけがわからないことになっており「時間泥棒」と呼ばれた
  • 八嶋さんは昔堺さんが嫌いだった(公言していた。本人も知っている)のに、この芝居で大好きになってしまった。好きすぎて、名古屋の大千秋楽の打ち上げで「もう堺君はなんてかわいいの、キスをしたい」と言ったら堺さんからディープキスをかまされるほどの仲になった(笑)
  • 今いない堺さんに「まちゃとーー」と呼びかけるじゅんさんカワユス
  • さとしさんはよく言い間違いをするけど、この現場ではよくみんなに訂正されていた。さとし「ありがたかったわーそれも含めて。他の現場に行ったら俺ただのノータリンやで」八嶋「ノータリンて!久々に聞いたわ!」圭哉「コロコロコミックちゃうねんから!」確かに手練れのツッコミ揃いやね!
  • 堺雅人、蕨ガン見(爆)
  • 「喜怒哀楽全ての感情を笑顔だけで表現する男」はじゅんさんのアドリブ。大受けだった。堺さんは「良くも悪くも複雑」だったそうです
  • 八嶋さんは「泣いとるわ」と言うところを「わろとるわ」と言ってしまい、慌てて「わろとるわ・・・それは自分や。そしてお前は泣いとるわ」と強引にまとめた(笑)
  • 「またこのメンバーで集まって・・・」「飲みたいですねえ」爆笑。
  • カテコまで副音声があるのは別に珍しくないが、映像が終わっても延々喋っており最後に○○でした〜、とも言わず笑い声のまま終わるってある意味すげえ。このあとまだ絶対喋ってたやろう、っていう(笑)

いやーしかしホント楽しい副音声。すいません、素で2回回ししてしまいました。それぐらい面白い。特典映像ディスクには東京での5人揃いのインタビュー、稽古場風景、大阪でのロビー揃いインタビューとありますが、これも非常に面白かった。特に大阪でのインタが最高。あーほんとかわいい。それぞれがそれぞれのキャストを評するんですが、さとしさんの山内さん評「色気がある」に大いに頷き(山内さんはさとしさんもじゃないですか、と言っていたがさとしさんの色気はまたちょっと違うよね)、逆に山内さんがさとしさんを評した「パワープレイヤー」ってのにも激しく頷いた。ほんと、基本押し芸のひとだよねえ、でもって私は押し芸のひとが大好きなんですねえ。でもって、かなりシリアスに目の前で相手を褒める、というちょっとこっぱずかしい行為を、うまーく笑いのオチをつけていやらしくなくしているあたりもほんとGJです。このインタに限らず、副音声中でも「ちゃんとツッこんでくれる人が居る」「話にオチがある」基本ラインが守られていてそれがホントに気持ちよく聴ける理由だった気がするね。関西人は話し上手とか言われてもそれは人それぞれじゃん、って感じですがこういうのを聴くと関西弁のやりとりはええなあ、と思いますです。なによりね、キャストのチームワークの良さがほんとガシガシ伝わってくるんですよ。それがこんなに副音声が楽しい最大の要因だろうなああ。

それにねえ、うふふふ、これ見ながら「あー見やすいカット割、WOWOWで放送するからWOWOWが編集してるのかな、やっぱ腕あげたなあ」と思ってみていたらなんと、舞台中継DVD界の神、板垣恭一ワークスだったわけで。ああ、もう何から何まで言うことナス!なDVDでございました、はい。