僕の好きな音楽〜「半神」編

雨が降っても後で濡れるし、財布は先に拾えるし、チビは便利だ、おそ松くんのチビ太がそういいました、えらいやつですよ赤塚不二夫は・・・という老数学者の台詞、大好きでした。というわけで、今日は「半神」編です。

Soul of the Tango: Music of Astor Piazzolla

Soul of the Tango: Music of Astor Piazzolla

半神といえばピアソラリベルタンゴ、という人も多いのではないでしょうか。「4分の2はタンゴのリズム」という台詞は、終盤全く違った意味で観客に届いてきたときの震えるような感情が忘れられません。

誰でもが知ってるスタンダード・ナンバー。MATOS RODRIGUEZのラ・クンパルシータ。円城寺さんの声が脳裏に蘇ります。タンゴってどうしてどこか切なさが漂うんでしょうね。哀愁というのか。

A Chorus Line

A Chorus Line

テンションテンション愉快なテンション・・・って、つい口に出しちゃうなー。個人的にはこれ、演劇部の身訓で使っていたときの、しんど〜い思いが蘇ります(笑)こちらで試聴可。1曲目です。

ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番

ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番

ベートーヴェン交響曲第7番。手術のシーンで使われていました。青い幕がさっと下りてきた瞬間の美しさが忘れられない。上の動画の11分40秒あたりからです。

Agnes Of God (1985 Film)

Agnes Of God (1985 Film)

映画「Agnes of God」サントラ。霧笛のシーンです。こちらでほぼフル試聴可。

「半神」は野田さんの作品の中でも5本の指に入る好きな作品です。別れていく双子が化けていたものは、孤独の果てという台詞が忘れられません。ビデオを繰り返し、繰り返し見過ぎて、いつでも脳内上演可能な状態ですらあるという。いうまでもなく萩尾望都さんの名作「半神」が大きなモチーフになっており、戯曲自体もお二人の手になるものです。戯曲集には野田さんと萩尾さん、二大天才の対談も。表紙はもちろん萩尾さんです。

戯曲 半神

戯曲 半神