ときどき見逃せない

ボクらの時代。
この間の日曜日は三津五郎さん&春風亭昇太さん&桐島ローランドさんで「城萌え!」でしたがこれも面白かった。3人ともただのヲタクだった。できればもっと微に入り細に入り語ってもらいたかったわー。
その前の週がみうらじゅんリリー・フランキー高見沢俊彦で、テーマが何、というわけではないですけどこの3人で面白くないわけがないっていう。3人の共通項は「仏像」だったんですけど、いろいろと名言飛び出しまくりで最高でしたね。人間の煩悩はすべて比較するところから生まれてくる(byみうら)なんて深すぎるぞ。あと面白かったのがここんとこ。

みうら「この間サイモン&ガーファンクルいったんですよ。ガーファンクル、乗せましたね。(中略)ポール・サイモンポール・サイモンであれいつも、キャップかぶってるじゃないですか。なのにソフト(帽)だったからね。あっこいつ、まだモテようとしてやがるみたいな」

リリー「あれなんなんですかね。幸せになりたいっていう願望と、そうじゃない現実に抗いながら突き進んでいくわけじゃないですか。幸せになりたいっておもったら、モテようと思う心を諦めなきゃもう無理じゃないですか。なんだけど、モテようと思う心を諦めた人の音楽ってつまんないじゃないですか。だから一生幸せになんてなりゃしないっていう」

みうら「ロックの意味って、もともとはロックンロールから始まってるけど、日本に来たときに「思想」みたいなことになってるじゃないですか。でも「ロック」に当てはまる言葉がないからなんとなくきたけど、サイモン&ガーファンクル見て「絶倫」の意味なんだなと。Z会なんだって思って。まだこのオヤジモテようとしてるって、そこすげえ重要なんだろうなって」

みうらじゅんさんってホントに独特の視点、思考を持ってるひと、なおかつそれをエンタテイメントに昇華できる得難いひとだと思うんですけど、みうらさんのエピソードで私がすごく好きなのが、以前スタパだったかで語っていたお母さんの話。
曰く、小さい頃から好奇心旺盛で、悪くいえば落ち着きのまったくなかったみうら少年は、何かに興味を持ってはすぐ飛びつき、そのたびに「大きくなったら○○になる!」と宣言しまくっていたらしい。
大きくなったらアイドルになる、大きくなったら漫画家になる、大きくなったらウルトラマンになる、でもどんな突拍子もないことをいわれてもお母さんは
「なれる!」
としか言わなかったそうだ。だんだん、言ってるみうらさんのほうが不安になってくる「いやオカン、そんなカンタンになられへんで」。

いつか出家しようと目論んでいるんだけれど、坊主にサングラス、サンプラザ中野とかぶってしまうのが唯一の障害だと仰っておられました(笑)