芸術劇場野田祭り

いやそんなタイトルじゃないですが。

野田さんの芸術監督就任後、初めての芸劇。っていうかねえ、私多分芸劇自体3度目ぐらいだと思う。今までなんでそんなに機会がなかったんですかね。
吹き抜けのロビーには日比野克彦さんによる舞台装置のデザイン画が。ゼンダ城だよね。「もし命すべてなりせば!」とすぐ台詞を言いたくなる病。
それにしても、このロビーもそうだし、野田さんの芸術監督就任を祝う演劇界の方々からのコメントもそうだし、やっぱりどこか「祭り」と言いたくなる高揚感に充ち満ちているなあと。いのうえひでのりさんのコメントの「ウェストゲートの呪い」ってのがなんなのか非常に気になりますが。
私も、池袋で芝居といえばサンシャインで、西口は本当にとんと御縁がなかったですが、すくなくとも来年に2本、野田さんの新作がかかることがわかっているわけで、本当に池袋を訪れる機会が増えそうです。でも駅が近くて(地下鉄直通じゃんね)、これほどの繁華街にこの立地で、なのにケラさんのいうように「行く機会がなかった」つーのもほんと不思議な話です。
小ホール前では遊眠社時代からのポスター展も開かれていて(でも今日が最終日だったそうだ)、懐かしいあれやこれやを見てまいりました。初期のポスターの意匠が統一されていて、宣伝美術の面でもきちんとした意思があったのだなあと。
紙芝居風にデザインされた「贋作・桜」の初演ポスターの前で、思わず立ち止まってしまったりしてね。
とにもかくにも、野田さんがこの劇場の芸術監督となられたことで、またどこか違う扉を開けることができるのではないかと期待しています!