夜をぶっ飛ばせ

Soundtrack

Soundtrack

パイレーツ・ロックを見てきました。つってももうだいぶ前だ。えーと先々週の金曜日だったかしら。会社が電源工事のために定時でPC関係の電源がすべてOFF、そんなもの残ってる意味ねーわい、ということで映画を見にいったのす。
あらすじだけでいったら確実に俺の涙腺にドカドカと跳び蹴りを食らわすぐらいでもおかしくなかったが、そんなでもなかった・・・かな。いやまんまと泣いたところもあるけれども。こういう、人生における特別な祭りの日々、みたいなものがほんっとに昔から大好きなのであるよ私は。

音楽はもちろん最高だし、60年代ファッションが楽しめるのもいい。かわいい服、いっぱいあったわ〜。サイモンが結婚式のときに着ているスーツなんてちょうキュートだった。ギャヴィンのあざとさ満点のエロっぷりも好きだし、わかりやすくてほんとゴメン!って感じだが「世界一セクシー」なマークはドンズバで好みだし、しかしなによりビル・ナイ演じるクエンティンですよ!つーか俺ほんとおっさん好きな!動き一つ一つの優雅さ、衣装、あの美しい英語!ぎゃー!たまらん!

気骨あるDJ「伯爵」を演じているのがフィリップ・シーモア・ホフマンで、この人って最初に見たのはたぶん「セント・オブ・ウーマン」の、クリス・オドネル演じるチャーリーと学内裁判の相手になる、それはそれはもうイヤなやつ(笑)をやってるのを見たときだと思うんだけど、今やアカデミー俳優なわけで、やっぱりうまいひとは憎まれ役をやってもうまいのだなあ、と改めて。
夜の甲板でデッキチェアに座りながら、カールという若者に対し、人生のもっとも輝かしい日々は終わった、と語るところが素晴らしかった。あのシーンだけでも見る価値あると思わせる。船の中で最後のDJをするところは泣けたなあ。ロックの未来への希望溢れる言葉。ロックンロール!!