どうして書くの?

と言われましても。

どうして書くの?―穂村弘対談集

どうして書くの?―穂村弘対談集

穂村弘さんと、高橋源一郎さん、川上弘美さん、長嶋有さん、山崎ナオコーラさんなどなどの方々の対談集。面白かったです。高橋源一郎さんとは時間をおいて2回対談している。そういえば私が穂村さんを知ったのも高橋源一郎さんがきっかけだった。サラダ記念日が100万部売れるなら穂村さんの歌集の「シンジケート」は一千万部売れてもいい、みたいなこと書いてたんだよね。それでまんまと(笑)
文芸評論家の竹西寛子さんとの対談がよかったかな。どことなくスリリングな感じがあって好きでした。やっぱり対談って一方的な敬愛だけで埋め尽くされるよりこういうほうが面白い。高橋源一郎さんとの対談はそういう意味でも非常に刺激的だった。

高橋「『死』にリアリティーを感じるかどうかについては、僕たちはずいぶん遠ざけられてるという気がするんです。(中略)人間はもしかしたらひどく鈍感な動物で、死の感覚にリアリティーを持っているときだけ表現の直接性を得られるのかもしれない。」

ところで穂村さんの新刊が出ていることにさっき気がついた。ネットで買おうか!と思ったけど受け取りめんどくさいし、丸善のサイトで店頭在庫検索したらあるそうなので明日にでも買いにいってこよ。しかし便利な世の中になったものよ!
あと三谷さんのエッセイも忘れず買うこと>自分メモ