- 作者: 三谷幸喜
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: 単行本
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善ちゃんが欠席なのは残念ですが、いやーもう読んでいてなんどもニヤニヤしたしほろりとしたし、来し方行く末振り返りこのあとの「15年間の休憩」のことを思ったりね。
WOWOWで放送されたドキュメンタリもう1回見返したくなったりして。
この中でいちばん笑ったのは、かつて劇団時代の演出家・三谷幸喜は怖かった!というあたりで、まー出てくる出てくるエピソードが!コバさんが三谷さんに「来年以降、あなたとのおつきあいはありませんっ!」と言われちゃう話とか(そしてその後ロビーで花びらを毟っていたとか)、小原さんに「台本読んだ?読んだの?じゃあ、君はバカだね」*1って言ったとか、あと絶妙の喩えだなって思ったのが「心の灰皿」。相島さん曰く「面白さについてこんこんと問い詰められるのが怖かった」。
「相ちゃんね、つまらない。相ちゃんセンスがない。相ちゃん、台本って読んでる?ね、面白さってわかる?どこに何が、面白いことが書いてあるか、わかる?」
三谷さん曰く、「心の灰皿はいっぱい投げてる」。そりゃそうだよ!ある意味怒鳴られるよりこええよ!
連載の中でもそうだけど、1週間というリミットで、渡された台本をあっという間に立ち上げていく劇団時代の仲間達への三谷さんの愛情がほんとにはしばしに感じられるし、西村さんをはじめとするキャストの皆がこの公演を本当に楽しんでいたんだってこともすごく伝わってきて、しみじみと心が温かくなる思いでした。やっぱり、劇団っていいなあ!
*1:読んでアレなら、君はバカだろう、という意