それでも、疾れ新感線

『髑髏城の七人』出演者降板のご連絡
現在、『髑髏城の七人』に出演中の吉田メタルが、8月14日(日)18時公演
本番中に、右足を骨折したことが判明いたしました。
それに伴い、8月16日(火)12時30分以降の公演は全て降板することになりました。
つきましては台本を一部改訂し上演いたします。

吉田メタルの出演を楽しみにされていたお客様には、
ご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

ぬおー。
メタルさんにはもうとにかくお大事に、ゆっくり休んで身体を治して下さいだけなのだが、いやそれにしてもいろんなことが立て続けすぎて、いかにタフな彼らといえど参ってしまうんではないだろうかと余計な心配をしてしまう。

初日に起きた配券のトラブルについてはこれはもう猛省してくださいとしか言いようがないが(自分の身に起きたことだったら相当怒りを禁じ得なかっただろうと思いますし)、しかしまあこうもいろいろあるのはもちろんただ単にツイてないとかいうことだけではなくて、いかに新感線の舞台が肉体的負担が大きいのか、ってことだとおもうんですよねえ。特に今回は相当な八百屋舞台だし…*1

だからね、あのーわたしこの間twitterで「もっかいじゅんさんの兵庫が観たい」とか言っちゃってるけど、それが実際のところものすごく無理で勝手で我が儘なことかってのはもちろんわかってるつもりなんです。だって新感線もう30周年超えてるんだもん。高校生だった子が40の坂越えちゃうぐらいの時間が経ってんだもん。だから髑髏城だってなんだって、これから、それこそ未來くんや小栗くんや勝地くんや太一くんのような若いパワーが、新しいスタンダードを作っていけばいいんだとおもうし、それを頭ごなしに否定する気持ちなんてぜんぜんないんです。

でもそれとはまったく別にというか、わかっていてもというか、最初に観たものを親と思うというか…まあとにかく、それだけ鮮烈だったってことなんですよね。その鮮烈さを恋しくおもう気持ちというのはどうにも抜きがたくあるってことなんだと思います。

やあ、でも、いろいろ考えさせられます。
しかしこれも、長く続けて下さっているからこその「いろいろ」なんだよな。
これからもいろいろあるんだろうけど、がっつりお付き合いしていきたいという気持ちは変わっておりませんのん。
東京千秋楽まで、舞台の幕が無事下りることをお祈りしております。

*1:最後のシーンが朝日のラストみたいに見えたとか言わないよ絶対