はなわと塙

「ボクらの時代」、今日は塙ファミリー。ナイツの塙宣之さんとはなわ(塙尚輝)さん、そしてお母さん。家族トークって面白いときとそうでないときの差が激しいんだよなーと思いつつ見てみたらこれはもう書き起こさずにいられない!というおもしろさだったので以下メモを殴り書き!

  • 最初にはなわさんがブレイクしてその時にもいろいろテレビに引っ張り出されたお母さん。その後ナイツがM-1などで人気に火がつき再びテレビに呼ばれるように。親として一度ならず二度までも表舞台に引っ張り出される人も珍しい、という話からナイツ塙「俺の芸人としての夢がダウンタウン松本さんの前で漫才するってことだったのに(親子漫才で)母親が俺より先にやってるんだもん」
  • 子どもの頃から人気者だった兄と「ちょっと変わり者」だった弟。塙「世間の三男坊とか末っ子に共感してもらえると思うんだけど、末っ子っていうのはバカにされるのよ!親のいないときに長男次男の風当たりがすごいわけよ!逆らったらぶん殴られるし。親にいっても「そんなの大したことじゃない」って言われるし。その鬱屈から家出したんだよ」
  • その弟の主張をうんうんと頷きながら聞いているはなわさんの兄っぽさ…!ぽさっていうか兄なんだけど!
  • 学校で友達がいなかった塙さん、その原因は「うんこ事件」。またうんこ!ボクらの時代、2週続けてのうんこトーク
  • 小便器に大便をするやつがいる!と学校で大問題になり、犯人はいったい何者か、大人のいたずらか、と思いきや犯人はまさかの塙さん。問い質してみるといたずらでもなんでもなく「学校のトイレの仕組みを理解していなかった」「トイレのドアをあけたところに小便器しかなかったから」「その奥のドアは職員室に繋がっていると思っていた」なぜ職員室…!ww
  • それでずっとからかわれていた塙少年はある日テレビで志村けん加藤茶が「うんこちんちん」ってギャグにしているのを見て「そうかネタにしたらからかわれない」と自分なりに考えた。そして忘れもしない小学4年のある日、今日誰かうんこってからかってきたら絶対うんこちんちんってふざけてやるんだ!と心に決めていた。そしたらそれがめちゃくちゃウケて、なんだ塙そんな面白いやつだったのか、とそこで一気に形勢逆転。ああすごい、お笑いってすごい、と幼き彼は思ったわけです
  • ちょっとどんだけいい話なのよこれ…!うんこうんこ連呼してますけども!でもいい話!
  • はなわさんが高校生のときに喫煙が親にバレて、家に帰ってきたらいつも机の引き出しに入れてあった煙草がない。これは母親が隠したんだろうと思ってリビングに降りていったら、今まで1本も煙草を喫ったこともないお母さんがを咳き込みながらたばこをふかしていた。「ちょっと何してるのやめなよ」というと「あんたがやめるまで私もやめない」「おいしいねえタバコ!ゲホゲホ」お母さん強い…!
  • それとまったく同じことをAVでもやられた。家に帰ってきたら隠し場所にエッチなビデオがない。リビングに降りていったらエッチビデオが置かれたテーブルの前に座らされ「いい?この中に出てくる女の人3人いたけど、ほんとの女の人はああいう人ばっかりじゃないから!」塙「それ全部見たの?」母「主人とね」お母さん強い…!
  • 塙兄弟のお父さんはめちゃくちゃ優しくて真面目。怒られたことがない。でもはなわさんはある日、自分が寝ているところに父親が帰ってきて、起きるでもなく薄目で父が着替えるところを見ていたら、ズボンのベルトを抜き取ってやおら布団に向かって鞭のように振り下ろされたことがあるww
  • クラスの人気者がそのまま芸人になったお兄ちゃんと、クラスから浮いてるけどつつくと面白い弟、兄弟でまったくタイプの違うふたり
  • 例の小4の大逆転からお笑いの無敵感を実感してた塙さんはひそかにお笑い芸人に憧れていたけれども、兄がずっとお笑い芸人を志していることを知っていたからこそおおっぴらに言うことができなかった。家の中ではずっとお兄ちゃんに勝てなかったから
  • お兄ちゃんはお兄ちゃんでずっと陽の当たる道だっただけに、親に「お笑いを志して東京に出る」と打ち明けるタイミングを逸しており、その間隙に弟が漫才コンクールで優勝し吉本からスカウトがくるという事態にますます言えなくなった
  • 結果、ほんとはお笑いコースだけどそれをかくして「専門学校進学」と言って上京した兄と、長男はぷち引きこもり、兄は芸人への道、これで自分も大学にいかなかったら親に申し訳ないと思った塙さんは大学進学を選んだ
  • この話今はふたりとも笑って話せているけど相当深い葛藤があったのではないかと推察します…兄弟だからねえ、血族というのはいつだってありがたくやっかいなものだ
  • はなわさんの「佐賀県」の歌が「佐賀を小馬鹿にしていると思われやしないか」と心配になったお母さんは佐賀県庁まで謝りに行ったwww
  • はなわさんがやおらお母さんに向かって「この人(宣之)、熟女好きなの知ってる?」塙「親の前で熟女の話とかすげーやだよ!」
  • 奥さんも年上だし、年下の女性が苦手なのかも、と自己分析する塙さん。「たとえばAKB48が全員裸でこっち見ててもそんなに興味ない…まあ興味あるんだろうけど」爆笑

このあとではなわさんの代わりに塙さんが(ややこしいな)子どもの親子参観の水泳大会に駆り出された話をしているとき、おそらくはこれが初耳じゃなくて何度も聞いているし何度も繰り返している話なんだろうと思うんだけど、その話をする塙さんも聞いているふたりもほんとに楽しそうで、なんだろう、家族だけが共有できる絶対に消えない「あのとき」を反芻しているようでまぶしかった。

お母さんは最近は講演会に駆り出されることも多いらしく、「だから二人がしっかりがんばってくれないと。みんなの前で話をしているのに恥ずかしいよ。しっかり頑張って下さい」と母親ならではの締め。いやー面白かったです。家族トークは客観性がどこかにいってしまうが故に観るものを拒否する面がありますが、この日のお三方のお話は閉じた部分もありつつも全体的に開かれていてとても楽しめました!