跫音

保元の乱の戦後処理も終わってちょっと一息…かと思ったら。
もうサイトには
カウントダウン平治の乱
というページがアップされてるっていうね…!

とはいえ第24回「清盛の大一番」は前回を踏まえての清盛の肝の据わりよう、たくましさとしたたかさを端的に描いていて、冒頭で口にした大宰大弐にまんまと任命させてみせるまでを1話の中でうまくみせていたなーと思います。原田種直の屋敷を再度訪ねるときにひょこっと顔を出してみせるところとか、それ完全にヤ○ザの手口ですよね…!みたいなやり口といい、その間始終きよたんがにやにやにやにやしているのといい、一番コワイ人が一番腰が低く見えるのよね…!な感じといいとてもたのしかったですウフフ。

重盛の縁談話も、まさかのそんな土壇場で重盛たん…!とあわあわしましたが、ここでも終始にやにやきよたんが息子をぶん投げるという展開に口があんぐり。まったく個人的なアレですけれど重盛はかつて勝村さんが「義経」でおやりになった役だというだけで好印象しかないわたくしです。たくましくそだってほしい。

それに反してもう見ているだけでツライ!と身を捩る思いなのが義朝たんだよ…しかもここにきて由良たんまでもがお倒れになるというまさに泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目。でも歴史上のこの「先」の展開は、こういった鬱屈があってのことなのだなあと思うとこれも歴史のダイナミズムなのかと思いをり。また玉木さんにこの情けなさっぷりがいいんだ!ああそうさ!どうせ私はへなちょこな男が大好きさ!

ここのところ頂点をきわめた感のある信西に、次回予告でとうとう忍び寄る跫音が聞こえてきていて、ああまさに偏に風の前の塵に同じ、か…と諸行無常の目をしてしまいますマル。カウントダウン、か…!