因果は巡る糸車

rysheepさんとこ(id:rysheep)で見て「平清盛NHK公式の動画ライブラリー見に行ったらなんかー、もうー、きよたんと義朝たんがー、なごなごした感じで和んでいてでもなんか見てると胸がきゅんきゅんするんですけどこれ病気ですか!ねえねえ!

っていうか先週も見ながら「む、むねが!くるしい!」とか思ってたんでした…ああ、ドラマって思い入れると倍楽しいけどそのぶんつらい。あれっこんな台詞いつかも言ってましたね。そうですね、新選組でへーすけに思い入れたときもこんなこと言ってましたね。はあ…やっぱり私連ドラ向いてない!(泣き崩れる)

折れた烏帽子で小舟一艘で「宋にいくんだい!」とか言ってた信西といっしょけんめい漕いじゃうきよたんとか、今見るとどこからどうみても野生児ですほんとうにありがとうございましたな若き日の清盛と義朝の競べ馬のシーンとか、やばいやばいもう崩壊の足音がそこまできててやばいって中に差し挟まれるというこの演出のドSっぷり。

日曜日スゲー楽しみだけど(そのために三鷹で芝居を観た後脇目もふらず帰ってくるほどに)、ここから先の2回は楽しみなのとこわいのが同居しているような変な感じですよ。

しかし床一杯に並べられた算木のふれ合う音と、そこに忍び寄る足音、衣擦れの音、刀が床に置かれる音だけが響き、次第に算木がカタカタと揺れていくというあの引きの素晴らしさたるや。思わず「ここで終わりかーーい!」と叫んでしまったっつー。

由良御前を失って(田中麗奈さんの最後の涙の美しさ!)なんだか漂白されたみたいな顔しちゃってた義朝が、頼朝に昔の自分たちのことを語っていく、そしてあの時の自分と同じように清盛は自分が立ち上がるのを待っている、と気づく、けれどそれがこの二人の袂を永遠に分かつことになる…

運命は、めぐる、輪のように。

震えて待て!(うん!)