待望の!三聖人シリーズ。やーおもしろかったかわいかったおもしろかった。かわいかった…(ため息混じりに)。このシリーズ、前作の「論理は右手に」から三聖人のシリーズなのに謎解きをするのは別の登場人物で、三聖人がバックアップにまわるというスタイルで、あれですね、著者はきっと三聖人を書いているよりルイを書いているほうが楽しいのね…とか思ったり思わなかったりですが、しかしミステリとしては変わらず面白いからいいのです。あとなんとも言えないユーモアというか、ダークになりすぎない雰囲気もすき。リュシアンがルイに一席ぶつとこ、ぐっときたよ!しかしヴァルガスはこれを最後に三聖人のシリーズを書いていないとのことで、それはとっても残念なり…アダムス
ベルグのシリーズも好きだけどさ!あと解説のひとが「ヴァルガスがイギリスで特に人気があるのは
セイヤーズの面影を見ているからではないか」みたいなことを書いていて、ああそうそう、わかるわかる!と思いました。