今週の清盛

第41回「賽の目の行方」または「権謀術数の棒の下」。
先週「さすがにちょっとのんびりしすぎでないか」と思ったら、LA・急転直下。
不穏、不穏、また不穏。
そらそうだ、次週が鹿ヶ谷なのですもの。
滋子というパイプ役がいなくなってリミッター外れたごっしーが養子を!って告げられた時の清盛の態度、ここんとこずっと「ハイハイワシの手のひらの上でころころしなんせ」みたいな姿勢だった清盛が一気に本気モード入った瞬間でしたよね。そして入ったと同時に重盛を通じて本人に揉み手アピール、裏では比叡山とコソコソ話、と完全に権謀術数張り巡らすひとになっていた。わあわあ喚いて、いやだいやだ地団駄踏んでいたきよたんはもうどこにもいない。思えば遠くにきたもんだ。

思えば遠くに、といえばかつてごっしーときよたんは、二人がまだ何者でもなかった時代に重盛を賭けて双六をやったことがありましたね。この大河ドラマのタイトルバックにも賽の目が使われていますが、まさに思いのままにならぬ賽の目のように、後白河と平清盛というふたりの人物の壮大な双六があの時からずっと行われている。遠く離れた二人がまるで盤を挟んで向かい合って見えるように描く演出、よかったです。

それにしても重盛たんが気の毒で気の毒で…気の毒で!なんなの!お父さんちょっとひどすぎないかい!そうならそうと言ってやってよ!ただでさえ家族の中で孤立しがちな重盛たんなのに…だから…だから…うわああああん!(この先を思って泣く馬鹿)しかし、ピュアといえばあまりにピュアよね…それがほんと命取り…

そして後白河と清盛の間に立って割を食った西光、かつて煮え湯を飲まされた成親が鹿ヶ谷に流れこんでいくわけですね。

一方その頃伊豆では、じゃないけど源氏方は頼朝義経それぞれが決意を固められずにいるわけですが、しかし義朝パパと由良たんといい、強い女に最終的に弱いのは血筋でしょうか。神木きゅんは今日もかわいかったです(わかりきった報告)。あと乙前が実は妖怪だと明かされるのはいつですか(真顔)