あまちゃん!北三陸編ファイナル!

四の五の言わないわ!わかってると思うけど、長いから畳むわ!
・この日のためにこのタイトルだったのか!と思わせる、第12週「おら、東京さ行くだ!」
・吉田くんの口ずさむ東京ソング「東京は夜の七時」「東京砂漠」「おら東京さ行くだ」「NO,NEWYORK」←new!
・監視小屋でもその熱心さを見せて欲しかったと思わせるヒロシ執念の見張り役乙
・ハンカチ噛みしめる栗原ちゃんを面白がる菅原さん。つーかずっと気になってるんですけど菅原さんもけっこう栗原ちゃん気に入ってたよね!?
・ご機嫌副駅長、その理由は「今日の晩ご飯手巻き寿司!」しーん(文字通り)
・東京への修学旅行に骨折して行けなかったユイちゃん。「駒場と駒沢の違いもわかんない田舎の高校生と一緒じゃ東京に失礼だよ」駒場と駒沢はそうとうハードル高いと思うよ…?
・先週の予告の「冗談じゃないよユイ!」がまさか吉田くんの妹のユイとはね!っていうね!
・「先に言っとくけどおら、東京に行ったら別人になるからな。口数減るからな。じぇじぇ!とかいわねえからな。基本、敬語になるからな。一日一食になるからな。歩く速度が1.5倍になって、便秘になるからな。ネガティブなポエム書くからな。毎日木や草花に話しかけるからな」後半いろいろツッコミどころ満載ですが東京苦手ということはビシビシ伝わる
・見られた勉さんへのユイのあの「(しーっ)」の殺 傷 能 力 の 高 さ … !
・ヒロシの心を完全に読み切ったアキの作戦見事すぎる。小悪魔アキ見参
・勉・アフレックはきっと(話の内容からしても)「アルゴ」に引っ張られたんじゃないかなーなんて勝手に妄想して喜んでおります
・家出失敗のあとのK3RNSP会議のギスギス感
・そしてアキは海女クラブでつるし上げ(違う)
・栗原ちゃんの眉間のしわをSLOW再生しなくていいからww
琥珀をどうでもいいと言われた勉さんの組合長へのひそかな復讐ktkr
・「こんなこと言ったら怒られるかもしれねえが、海女は好きだけど今でなくてもできるべ。でもユイちゃんと東京さ行って、アイドルになれるかどうかわかんねえけど、それは今しかできねえべ」若者の「今しかできない」に打ち勝てるどんな正義や論理があるだろうか、いやない
・ここで差し挟まれる忠兵衛さんの回想はずるい…!
・メガネ会計ババア、いやさかつ枝さん、そして海女クラブの決断のかっこよさよ!そしてアキはもっとも心強い人を味方につけた!
・「この欲にくらんだ大人達の中央に鎮座する、氷のように冷たい目をした母親にアキは思いの丈をぶつけることが出来るでしょうか」こええ!こええよ!
・そして忘れた頃に効いてくる勉さんの復讐なのでした…(勉さんもちょっと忘れてるでしょ!)
・泣いた赤鬼はともかくとして、一瞬でその場を掌握する夏ばっぱの貫禄たるや
・「金もうけに利用してるみたいじゃないか!」「違うの?」「ちが…ちがわねえよお金ほしいよ!」からの大吉さんスバラシイ。言ってることはともかく、気持ちは良くわかる!
・欲の皮のつっぱった大人達を一喝し「ここらで二人に恩返しするのがスジでねえか」と言える夏ばっぱのかっこよさ…!もう!抱いて!(錯乱)
・「行くなって止めてくれたらそれはそれで違ってたよね。っていうか止めてほしかったよね」それは春子さん、今だから言えることだよ、って思ったら夏さんもそう言ってた
・ここでちゃんとお礼と自分の気持ちを言えるのがアキのすげえところだ。そして「いないけど安部ちゃん」の言葉にちょう涙
・ウーロン茶にのまれて空振りを繰り返す大吉さん。「なしてよける!なしてよける!」「よけてないです」あっはっはっは
・「静岡代表茶柱ピンピン娘」「福島代表赤べこ&青べこ」「福岡代表親不孝ドールズ」こんな台詞をシリアスに読み上げる松田龍平が見られるのは「あまちゃん!」だけ!(ジャンプ風)
・「でもぼくも本気なんで。ここで引き下がるわけにはいかないんです」言ってもいいですか。かっけー!
・木曜日、第70回はもう書くような小ネタはない。それどころではない。ある意味故郷編の最重要回と言っていい。そして朝っぱらから、今から仕事に出かけるんだっつー我々の涙をまあ絞りに絞ってくれたことだよ!
鈴鹿ひろ美よりも本物だと思った、というアキに「何言ってんのよ」ではなく「…ありがとう」と返す春子さん、やっぱり相当根深い何かがあるよね「潮騒のメモリー」には
・「君でもスターだよ!」の回想が一瞬映りますが、そこの司会者小藪さんだし古田じゃない太巻踊ってるし情報量多すぎるんだヨ!
・アキの言葉に「…わがんね」と思わず言う、このキョンキョンの芝居の確かさに震えますね
・そしてここからだ。25年前、寝たふりをしている母に訴えかけた春子と、今の春子が重なる。母を覗き込む今の春子の姿に、25年前の春子の声が重なる。なんだかその背中が18歳の少女のようにも見える
・でも今回は、その続きがあるのだった。
・夏ばっぱの声に重なる、もう何度も何度も繰り返し見たあの北鉄開通の日の風景、これ見て泣く日がこようとは
・「おらも本気で応えるべきだった。大事な娘を欲の皮のつっぱった大人達の犠牲にしたくねえ、そう啖呵をきるべきだった。そのことをずーっとずーっと悔やんでたから、おめえの顔見るのがつらかった。」
・そして春子さんの口から出る「おかあさん…」の言葉。泣くしかねえ!もう!泣くしかねえ!
・「1か10しかないんだよ」という春子さんに「100頑張る」というアキ。アキちゃん…やっぱしいぐのか〜〜〜!(オマエが泣くな)
・この契約書の表記ではじめてアキユイが「秋」「結衣」だと判明
・「おらたちのアイドル頼んだぞ水口!水口!」「はい水口です」うっすい返事!
・ショックで喋れない駅長、感極まるいっそん、もはや阿鼻叫喚のテイ
・ミス北鉄を長距離バスなんかで送り出せるか、という大吉さんの「わざわざ来たんだから、わざわざ帰ればいい」。ああっ、これ第1週でも大吉さんが春子に言った台詞…!
・「長い間お世話になりました」まるでヨメに行くようではないかユイちゃんよ…
・この先つれえことがあったらこれで涙をふけ、と餞別の手ぬぐいを渡す夏ばっぱ。ああ、「絶望の原因そのものには無力だ、けれど涙を拭くハンカチになれればいい」という名台詞を思い出しますなあ
・今までなにげにバラバラだった3人の朝ご飯がこの日は同じメニューに!
・わかめ獲りに浜に行った夏ばっぱ、春子の「海だね」の台詞、第1話と同じだけど同じでないシーンにまさに胸熱
・「帰りの切符も持ってくか」という大吉さんに「いらね!」というアキ。「アキちゃんの心はもう都会の絵の具に染まってるど…!」大吉さんかわいいよ大吉さん!
・弥生さんに抱きころされそうになるアキ
・弥生さんに(ミサンガで)(手首を)しめころされそうになるアキ
・そして故郷編は北鉄から始まり、北鉄で終わっていく
・「ママ、私変わった?1年前と、ずいぶん変わった?」「変わってないよアキは。昔も今も、地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないぱっとしない子だけど、だけど!みんなに好かれたね。こっちに来て、みんなに好かれた。あんたじゃなくて、みんなが変わったんだよ。自信持ちなさい。それはね、案外すごいことなんだからね!」
・だめだ。全方位で泣ける。もう書いてても涙がもう。キョンキョンの笑顔の美しさなんだアレ(号泣)
・明かされる25年前の真実。浜から大漁旗で娘を見送っていた夏さん。そして「誰にも言うな」とワカメで口止めされた勉さん。勉さんは何でも知っている(かもしれない)
・あの時春子が気がついていれば、というのは簡単だけど、あそこで見送ったのは夏さんなりのやり方で、気がついて欲しいと思っていたのではないと思う(伝えたいが一番だったのなら、ちゃんと駅に来るでしょう)。あそこで旗を振ったのは、自分のためでもあったのではないか
・言葉の通りあの時前だけを向いていた、それは春子さんの運命というやつなんだと思う
・だから大吉さんはわるくないんだよー
・かつての春子の「今度ここを出て行くときは、泣きながら旗振ってもらいますから」を思い出す
・しかし同じように車窓から外を見て、副駅長に話しかけられるアキは、偶然のいたずらで窓の外に気がつくことが出来る。こうしていろんな運命の輪がほどかれるわけだ
・春子のときより大きな大漁旗を(今回はきっと浜を見るだろうという確信が夏ばっぱにはあったのかも)振って見送る夏ばっぱ。身を乗り出すアキ。そこに流れるのがあのオープニングテーマだもの!もう!ころされる!あまちゃんに泣きころされる!
・「アキーーーーー!!!つらくなったらけえってこいよーーーーー!!」(号泣)(おれが)
・もうここで充分でございます…!と思ってるのにそこにこの仕打ち…ユイちゃん…!
・アキを必死で行かせようとしたのは、東京への道を絶ちたくない一心だったからなのか、あのドアが締まる間際に渡された新幹線の切符と、繰り返されるごめんね、すぐ行くからね、という悲痛な叫びにもう私のライフは文字通りゼロだよ…!(泣きすぎて)

第72回からナレーションもアキちゃんに。そして次週からいよいよ東京編。散々泣きはらしたあとの次週予告がすでに満開の面白さで泣いたり笑ったり忙しいにもほどがある。マイラブ古田はもちろんのこと、松尾さんのお姿もあって期待はいや増すばかりです。

ああ、それにしても「あまちゃん」北三陸編というのか故郷編というのか、もう胸いっぱいです。こんな登場人物みんなスキってすげえことだなあ。誰ひとりきらいな人いなかった、ほんと誰ひとり。ユイちゃん心配だけど、でも宮藤さんだからきっと大丈夫なんてことを思ったりしています。

アキ、春子さん、夏ばっぱの天野家の三人は別格として、個人的には駅長である大吉さんのキャラと、それを演じる杉本哲太さんの素晴らしさにもう全身全霊で拍手を贈りたい気持ちです。こんなに宮藤脚本との親和性が高いとは、ほんと何回爆笑させられたかわからない。第1週での大吉さんのキレのある数々の小ネタ(モータリゼーション、甘さとしょっぱさの緊急会議、そしてあのじぇじぇ!の顔文字などなどなど)がなかったら、こんなにわかりやすく食いつかなかったかもしれないです私。東京編でも北三陸メンバーは顔を見せるみたいだし、引き続き大吉さんだけでなくあの濃いメンバーの顔を拝めるのが楽しみ!

宮藤さんは日記で先日全話脚本を書き上げたということを書かれていて、「自分らしい終わり方と、朝ドラらしい終わり方の、どちらを取るか、実はこの4、5日揺れに揺れていました。結果、俺らしくもなく、たぶん朝ドラらしくもない終わり方になったんじゃないかと思う。」と書かれてらっしゃいますが、同時に、終わりたくない、そんな気分はさすがに初めてですとも書かれていて、なんだかそれにつられてこっちまで最終週を想像して泣きそうに。だって絶対泣くもん、もう。あまちゃんロスになるの間違いないもん。

自己紹介、自己紹介に次ぐ自己紹介となるのか、「あまちゃん」東京編はもうすぐそこです!