「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」


このキャップがかわいいのでついつい選んでしまいましたが、「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」、面白かったです!!!って、もう観たの一週間前なんだけど、なんとかしてもっかい観に行けないものかと思いつつ、先週末の怒涛の新作ラッシュ(とアナの君臨)によりそんなにのんびり構えてられないんじゃないのもしかして…!とガクブルってます。みんなもっと見に行ったらいいのに!今回、この「アベンジャーズ」の世界でも割とターニングポイントになってる出来事が描かれているので、次の「アベンジャーズ2」を楽しみに待っている方はぜひともとオススメしたいです!

最初の「キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー」はDVD借りて見て、もちろん面白かったんですけど、個人的にはWS(ウィンターソルジャー)のほうがより好みでした。マーベル系のをそれほど見ているわけではないけど、アイアンマン1とこのWSが今んとこいちばん面白く見れた感。これは100%自分の好みなんですけど、この2つの世界観がインフラ起こしてないところが好きなんだろうなーと思います。シリーズって大抵重ねる毎にインフラ化していくものですが、キャプテン・アメリカはむしろFAのほうがその傾向が強くて、WSになったらすげえ地に足着いた、みたいになってるところも面白い。

アベンジャーズ以外、全員敵」ってキャッチコピー、どうなんかなーと思ってたんですけど(アベンジャーズって言いたいだけなんじゃみたいな)、でも当たらずとも遠からずというか、誰が敵で誰が味方かわからないうちに猛スピードで物語が走り出すので、ほんと始まったら一気呵成でした。

S.H.I.E.L.D(いちいちコンマ打つ面倒さよ…)内部に入り込んだHYDRAの親玉というか、今回の黒幕を演じたのがロバート・レッドフォードだったんですけど、言ってみれば旧き良きアメリカ、みたいなものを体現してきた俳優がこういう役をやるっていうのもすごいし、映画のキャラクター自体も「旧き良きアメリカ」を崇拝するがゆえに思想と行動が傾いていく、というあたり、これをレッドフォードがやったのは象徴的だなあと思いました。そもそもインサイト計画自体が、そりゃあそこまで極端ではないにしても、その萌芽みたいなものって現実でも確実にあるもんなあ。

WSの正体は知ってたので(っていうかこれもう公然の秘密的な扱いなのかなと)、だからこそより楽しみにしていて、公開されていの一番に駆け込んできたんですけど、ほんっっと!私は!!「かつての友人が袂を分かって敵対する」というシチュエーションが大好きだな、ええ!?しょうがないそういう癖(ヘキ)だから。関係無いけど「袂を分かつ」って表現は「ここはグリーンウッド」の番外編「ここは魔王の森」で忍先輩じゃないクール・ミントがハーブにそう言うんですよ。私がこの表現濫用するのって多分その影響。うんこれも「かつての〜」パターンだよね俺知ってた。そして本当にこの話なんの関係もない。

それでそのWSが、っていうかバッキー・バーンズが私の期待以上にかっこかわいくて、マジどんな夢の映画だよと思いましたコノヤロウ。多分全世界でバッキー好きが同じこと言ってると思うけど、あの「but,I knew him」のシーンのやつのかわいさ(っていうか切なさ)は異常だ!そしてキャップとのガチの肉弾戦ほんとに最高でしたありがとうございますありがとうございます。ナターシャの撃った弾がゴーグルに当たって(むかつくあの女…)みたいな無言の眼力でナターシャを追いつめるところも大好きです。もちろん高速道路でのアクションも大好きです。ちなみにWSってこの人だよ!ほらかわいい!ってマスクしとるやないかい!

それにしてもこの世界における野球帽とパーカーのフードへの信頼度ハンパねえなと思いました。顔認識システムとか作っちゃう癖に、キャップを目深にかぶればほ〜らもうわからない。的な。いや逆に目立つんじゃないか!?ニック・フューリーもサングラスかけてフードかぶって、今にも「おれはS.H.I.E.L.D生まれHIPHOP育ち」とか言い出しそうで震撼しましたし、あんまりそのフード効果ないですから誰か早く教えてあげて。

クリス・エヴァンスはマーベルとの契約(6本の映画に出演、うち3本公開済み)が終了したら俳優業を引退したいと語っているそうですが、まあ先のことはわからないとはいえ寂しいのは寂しいですよねえ。ともあれ再来年のCA3も楽しみに待ちたい所存です。それにしてもマーベル、セバスチャン・スタンとは9本の映画出演の契約を交わしたというし、その大局観…すごいですね…!