「ジュラシック・ワールド」


爆発的な興行収入を叩き出した全米公開から約2ヶ月!やっと遅まきながら見てきました。やっぱりIMAXで見たいよなーでも近くにないよなー先に普通の3Dで見ちゃうかなーとか迷ったんですけど、やっぱり初見をIMAXにしたいよねってことで夏休みの東京遠征までがまんしていたのだすー

「ジュラシック・パーク」は映画館で見てまして、いやあもういいようにドキドキワクワクギャイギャイしたものですが(しかしあの頃からジェフ・ゴールドブラムが好きだったので、好みは一貫している)、今作でも旧シリーズ(というか、第1作へのオマージュと見られるシーンも数々あり、なによりそこで流れるあのテーマ音楽がほんっとに素晴らしい、あの旋律だけでものすごい効果を高めますよね…!あのかつてのパークを訪れるところ、意味もなく感極まりそうになったもんな。

恐竜たちの映像や描き方なんかはさすがに迫力あったし(そういう意味でもやっぱりIMAXで見たのは正解だった)、ラプトルをキーに人間とのささやかな意思疎通みたいなものがあったのも面白かった。とはいえ、じゃあもう1回見たいかといわれるとうーむとなってしまうのだが、それは多分人間側のキャラクターというか描き方にぐっと引っ張られるところがなかったからかもなーなどと思ったり。

いや、クリス・プラット演じるオーウェンは文句なしにかっこいいんですけどね!ほんと文句つけようがない。ザックとグレイの兄弟が途中で「(クレアじゃなくて)彼!彼と一緒にいたい」と言うのも頷ける。ブルー、デルタ、チャーリー、エコーのラプトルたちとのシーンはすべからく良いし(個人的にチャーリーがぴょこっと首を傾げるとことかほんとぐっときた、そのあとがだから余計かなしい)、この人について行ったら生き残れる!感ハンパなかった。しかし、それ以外の登場人物は序盤のクレアやホスキンス*1をはじめあまりに露悪がすぎるというかさ。

クレアのハイヒールは海外メディアでもいろいろネタになっていたけど、それがキャラクターとしての見せ方の一貫であったとしても、私はハイヒールは脱ぐだろうと思っちゃう派(しかし、裸足は逆に危ないので、どこかで靴を調達してほしかったよね、贅沢をいえば)。

インドミナスレックスの高すぎる知能、容赦のないハンターぶり、クライマックスの恐竜たちのバトルは口ぽかんと開けて見入っちゃうしかないという感じで、このシリーズは恐竜が魅力的に描かれていることこそが第一なんだよ!という点ではさすがですとしか言いようがない。これだけの興収ですからもちろん続編制作も決まってますし、クリス・プラットも続投するようなので、次はどんな設定でもってくるのか楽しみなところではあります。

*1:演じているのが「クリミナル・インテント」のヴィンセント・ドノフリオさん。これ、吹き替えを石塚運昇さんがあててるのなー!そこだけでも聞いてみたい