イエア！見てきました。公開日に見られなかったので（そしてそのあとの土日は芝居を入れていたので）月曜日に見たんですけど、そこまでネタバレを回避するのがた、たいへんだった…。twitterで「今から見るよ」的なツイートをしていた人は片っ端からミュートして、あと「スタ」とかそういう文字が見えたら何となく視界をぼやかせるとかそんなアナログなやり方で乗り切りました。おかげでほぼまっさらな状態で見られたのではないか！と思います！なのでまだ見ていない方は、この先は見てから読んでね！バレを知らないでみてもらいたい、ぜひ！
まだ公開してから4日目ということもあって、平日でしたけど映画館ほぼ満席。いやー、たのしかった…！！！こんなに、こんなに楽しいとは！！でもってそれほど熱心な旧作ファンじゃない私ですら、「胸熱…！」ってなる瞬間がいっぱいありましたよ！
脚本に戻ってきたローレンス・カスダンが偉いのか、監督であるJJが偉いのか、作品の基本的なシノプシスがエピソード4を踏襲してるっていうのがまずえらい、と私は思いました。こういう新作を撮ろうとするときって、まず「物語」をいかに目新しくするかってところに目がいきそうだと思うんだけど、そこはもう、超オーソドックスな展開の連打なんです。でもそれがね！マンネリになってない。むしろこれだけの時間を経て「歴史は繰り返す」という大きな物語のうねりのひとつに見える！旧作から引き続いて描かれるお馴染みのキャラクターたちの因果もふくめて、まさにサーガ、神話ともよぶべきスケール感があって、何が起こるかわかる、のに興奮しないではいられない！
そのシノプシスのうえに魅力的なキャラクターを乗っけることに成功してるのがこれまたすごい。家族を待ち続ける孤独な少女と、名すら与えられなかった少年、いや少年少女というよりは年は上ですが、でもそのピュアネスはまさにジュブナイルに相応しいものがあったと思います。その覚束ない手足で自分の苦境を切り開こうとするレイとフィンがほんっとーーに魅力的！んもー、どっちも大好きだよ…！フィンのどことなくユーモアを失わない佇まいすごくいいですよね。そしてそんな二人が歴史の歯車のひとつとなっていく、っていうのがほんと！興奮する！もう興奮するしか言ってないけど！
新キャラクターとして忘れちゃいけないのがポー・ダメロンと相棒BB-8だよね！ポー！大好き！！あんなん惚れる以外の選択肢ない！そのポーが大好きなBB-8の可愛さがほんと異常だった…なにあれ！どういう意図であの可愛さ！そりゃグッズ買います、買いますがな！もう、ポーがしんじゃったと思ってガックリうなだれるところとか、サムズアップとか、ああんもうかわいいかわいい。そして誰しも思うカイロ＝レンの中二病ぶり。ここはベイダーとの対比で考えるとかなり違うところですよね。これから彼がどういう風に暗黒面を突きつめていくのか楽しみで仕方ない。それにしても、あの最後のライトセーバーでの戦いぶり、アダム・ドライヴァーはすごく立ち回りのセンスがある…！と思ったけどほぼローブだからよく見えてないところもあり。もっかい見て確かめたい！
個人的にもっともくおおおおおおおお！！！！って血が滾ったのはやっぱりミレニアム・ファルコンのジャクーからの脱出です。あのオンボロ、呼ばわりからレイとフィンが見よう見まねであのミレニアム・ファルコンに命を吹き入れていくところ、思わず泣いたし、私の隣の男性も同じタイミングでハンカチ取り出してた。わかる。わかるぞ。しかもそのあとさあ！！「チューイ、我が家だ」でしょおお！（ここは予告にあるから書いちゃう）ツボを心得すぎだと思う、実際！
あとハン・ソロやフィンたちが捕らえられそうになったところで湖の向こうから水煙あげてやってくるＸウイングね…！そのあとのポーとの再会もよかった。ソロとレイア、そりゃハリソン・フォードもキャリー・フィッシャーも老けてる、老けてるけど、でもほんと…みんなが元気なうちにエピソード7が作られてよかった…！ってことにもぐっときた私ですよ。
とにかくエピソード8が楽しみで仕方ないし、その前にスピンオフもあるんだっけ？スター・ウォーズというコンテンツの底力をまざまざ見せつけられた！気持ちよくねじ伏せられた！感がハンパないです。あと、これ私大阪エキスポシティに新しくできたIMAXシアターで見たんですけど、日本初の4Kツインレーザープロジェクター！なんかわからんけどすごそう！いや実際めっちゃ鮮明です。しかしなによりすげえええっ！ってなったのがこの映画の中で一部IMAXカメラで撮影された部分。ジャクーからのミレニアム・ファルコン脱出戦、そこがフルスクリーンで見られるんですヨ！高さ18メートル、横幅26メートルの画面のフルスクリーン！ほんっとあの5分強のためだけでも行く価値ある。いやーオープンがスター・ウォーズに間に合ってくれてほんとよかった！
