「関三奴」

三月大歌舞伎、打ち出しの一幕のみを幕見で。幕見席、いつぶりだ?というぐらい久しぶりでしたが、20分足らずの幕とはいえ、600円で見られるってすごいありがたい話だよな…と改めてしみじみしました。すごい人気演目とかだと大変だろうけど、並ばずにサッと買えるんだったらこんな観客に優しいシステムないですよね。しかも、久しぶりに幕見席座ってみたら、アレッこんなに見やすかったんだっけ?と改めておどろき。

この演目は勘九郎さんの踊り見たさと、勘九郎さんが松緑さんと一緒にっていうのがなかなかない機会だよなと思ったので見てみたかったんですが、短いながらもそれぞれ個性際立つ踊りを拝見できてよかったです。踊りは足元が見えないと面白さ半減だよなーといつも思っているのですが、幕見からだと足捌きがバッチリ見えるのでそこも満足度高かった。勘九郎さんは踊っているときが一番「端正」という言葉が似合う佇まいがあると思うので、いろんな方と組んでるところをもっともっと見てみたいですね。