「贋作・桜の森の満開の下」を彩った音楽

以前にも音楽で野田作品を振り返ろう企画でいくつかの作品の使用曲をまとめていたりして(やっていることが昔から変わってない)「贋作・桜」ももちろんエントリ書いたのですが、youtubeのリンクが切れたりしているので、歌舞伎版がかかっているこのタイミングで改めてまとめて書いておこうかと。あくまでも、夢の遊眠社版で使用されていた音楽準拠なので、今回使用されているものもあれば、いないものもあります。参考になれば!

オープニング。VANGELIS「Direct」より「Glorianna」。


同じくVANGELIS「Direct」より「First Approach」。「わたし、明日からいい子になるの」という夜長姫と耳男のシーン。


もういっちょVANGELIS「Direct」より「Intergalactic Radio Station」。夜長姫と耳男の道行き。

そしてこの芝居の一つのテーマといってもいいほどに、繰り返し使用されるのがこれ。

オペラ「ジャンニ・スキッキ」のなかのもっとも著名なアリア「私のお父さん」。おそらくですが、「眺めのいい部屋」のサウンドトラックが使用されているような気がします。歌い手はキリ・テ・カナワ


ラストシーン。「太陽の帝国」のサウンドトラックから「Suo Gan」。

ツイッターで感想を検索したりしていると、使用曲を探しているひとがいたりして、わかるわかる〜、頭のなか回っちゃうよね〜、と思ったりして、そういうところは28年前も今も変わらないんだなーなんて思ったり。違うのは今はインターネット集合知のすごさでもってたちまちのうちに判明したりするところですかね。いい時代です!