2001-01-01から1年間の記事一覧

「雀」ラーメンズ

近鉄小劇場 F列19番,K列5番 作・演出 小林賢太郎 誰の舞台を今年一番回数見たかっていったらたぶんダントツでラーメンズ(笑)4回も公演あったし・・しかもリピートしてるし。今回のネタは 「告白」「謝罪」「お時間様」「音遊」「雀」「アダム」 個…

「例えばなし砦2001」  シャトナー研

カラビンカ 全席自由 プロット 西田シャトナー シャト研に一年ぶり宇田さん復活、しかも腹筋さんまでご出演ってことでおお、まるっきりピスじゃん!これはやはり行かねばなるまいと思いまして。それにしても今までのシャト研で一番かと思うぐらい面白かった…

「イヌイヌ」

rise-1シアター 全席自由 作・演出 西田シャトナー なんだかファンシーな犬耳つけたお二人のフライヤーからは想像もできないブラックなお話で、思わぬ収穫といった感じ。といっても、きっちりセリフを決めてやってるわけではないので、正直1本目と2本…

「天才脚本家」 G2プロデュース

g2

シアタードラマシティ 4列34番 作 後藤ひろひと 演出 G2 「ニュースの操作性」というネタ自体はうんなるほどね、さもあらんという感じではあるのですが、それを「イレイサー」なんて名前をつけて格好良さげに見せちゃうとこがすごいなぁとか。前半のイ…

「12人の追い抜けないアキレス」 ヨーロッパ企画

rise-1シアター 全席自由 作・演出 上田誠 ガーディアンガーデンフェスで第二次予選を勝ち抜いたときの選評とかをよんでいて、ああ結構私好みなのでは?と思ったのでチケを取りました。「三谷・土田さん系」という前評判通り、非常に作りこんである脚本…

「2002年ガガーリン」 コンドルズ

アートコンプレックス1928 全席自由 構成・映像・振付 近藤良平 9月のグローヴ座が結構面白かったのと、またもや長塚圭史さんご出演ということで行ってきました。まず京都アートコンプレックスというホールがまず素敵!まわりの雰囲気もいいんだけど、…

「第17捕虜収容所」  自転車キンクリートSTORE

近鉄小劇場 H列21番 脚本 飯島早苗 演出 鈴木裕美 何年ぶりの再演なんでしょうかね。初演非常によかったので、また見れて嬉しいです。なにしろ男しか出てこないし!まるで私のためにあるような・・・(笑)もともと原作のあるお話(映画にもなっているら…

「日本の女」  阿佐ヶ谷スパイダース

扇町ミュージアムスクエア 全席自由 作・演出 長塚圭史 長塚JESUSを見てはいたんだけど、阿佐スパとしての公演を見るのは初めて。だって関西来ないんだもん〜〜。異常なのか普通なのか、どっちが上でどっちが下なのかわからなくなる作風はテキサスの時も感じ…

「直撃!ドラゴンロック3 轟天VSエイリアン」  新感線

厚生年金会館芸術ホール G列41番 作・演出 いのうえひでのり だいたい感想を書くときって,最初の書き出しかもしくはこれを書きたい!というのが頭に浮かんでバーッと書き出すんだけど,ないんですよこれ…(笑)出てこないんですよ言葉が。これしか出てこ…

「ノーアート・ノーライフ」  NYLON100℃

近鉄小劇場 G列10番 作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ パリのラパン・アジールにある架空のカフェを舞台に繰り広げられるへなちょこ芸術家たちの会話劇。話が転がっていくうちに「どうしてそうなる!」みたいな展開になるのはKERAさんらしいな〜と…

「ジンジャーブレッド・レディはなぜアル中になったのか」   M.O.P

mop

近鉄小劇場 C列22番 作・演出 マキノノゾミ 私は基本的に「女優」っつー単語は好きじゃない。大抵は「役者」と私は呼んでいる。役者という言葉の響きも好きだし、舞台にとても合う言葉のような気がするので。 しかしこの人は女優と呼びたい。そう思わせる…

「ブリザード・ミュージック」  キャラメルボックス

新神戸オリエンタル劇場 P列26番 作・演出 成井豊 3度目のブリザードですねぇ。私はこの芝居は不思議なことに初演が一番ダメダメで、最初見たとき「ああ三本目にしてもうこの劇団とお別れかしら」と思うほど好きじゃなかったんですが、再演・再々演とだ…

「LOVER SOUL」   泪目銀座

近鉄小劇場 G列6番 作・演出 福島三郎 渡辺いっけいさん演じる吾妻さんが片桐さんに向かっていう「心配だよ!」の激しい声が耳に残って離れない。「自分じゃなくて良かったって思う、だから僕らは友達じゃない」というときの寂しさを湛えた声が離れない。…

「ニッキーズ・パビリオン」

リサイタルホール A列13番 作・演出 故林広志 どこかにあるかもしれないある街の、一代記、のようなもの。空想なのか実際のことなのか、紙の上でのことなのか、その辺の説明は一切ナシというようなところは結構スキかなぁ。一代記みたくなってはいるけど…

「世にも素敵なネバーエンディングストーリー」月影十番勝負 第六番

近鉄小劇場 K列10番 作・演出 河原雅彦 確か今までの月影十番勝負は全部中島かずきさんが脚本をやってらしたと思うんだけど、仕事が入りすぎて忙しくなったのか(笑)、今回初めての外部発注で、白羽の矢がたったのがハイレグジーザス総代河原雅彦氏。今…

「ファントム・ペイン」  第三舞台

ル・テアトル銀座 4列20番 作・演出 鴻上尚史 私は考える。「正しく戦った者だけが傷つく」という言葉のほんとうの意味を。私は考える。なぜあの時後藤田は元の世界に帰らなかったのか。私は考える。「この世界の戦いを応援する。それが俺の仕事だ。」と…

「零の箱式」 ラーメンズ

近鉄小劇場 H列10番 構成・演出 小林賢太郎 愛しの(笑)ラーメンズの、ビデオにもなっていない初期の作品群の蔵出し・・・じゃないね、虫干し?ライヴ。モンキーでいうところのメカラみたいなもので。しかし、最初っから完成度高かったんだなぁと改めて…

「Heavy smoke monkeys」  JOVIJOVA

シアタードラマシティ 4列27番 構成・演出 児島雄一 2度目のJOVIJOVA。なんですが、前見たのは「大ピンチ」で殆ど一本の芝居でしたので「コント」を舞台で観るのは初めて。私的には、充分面白かったです。なんか、ちょっと不条理入ったネタとか…

「A列車で行こう」  コンドルズ

東京グローブ座 F列25番 演出・振付 近藤良平 あちこちで名前を聞いていて気になってはいたんですが、今回なんとあの長塚圭史さんがゲストで出るというのを聞きつけて、行ってきましたよ〜、研修にかこつけて。ダンス集団なんですが、ダンスあり、コント…

「エリザベート」

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梅田コマ劇場 20列58番 演出 小池修一郎 いろいろ各方面で話題だったので(笑)内野さんバージョンを見て参りました。なんか、考えてみれば東宝とか四季とか宝塚でやっているこの手のミュージカルを見るのってこれが初めてだったんだわ・・・ということ…

「ミスター・ムーンライト」 キャラメルボックス

サンシャイン劇場 6列18番 作・演出 成井豊 なんというか・・・勝ちパターンというか(笑)お話の持っていき方も非常にうまくて、展開が読める読めない関係なしにこちらの緊張感が最後まで持続する、いい脚本だったなぁと。どうして結城がカスミをそこま…

「野田版 研辰の討たれ」

歌舞伎座 2階への3番 脚色・演出 野田秀樹 納涼歌舞伎ってことなら勢獅子も入るんでしょうが、今回はあくまで研辰メインってことで(笑)なんかもう、すごく書きたいことが沢山ある。あるんだけど、でもとにかく面白かった!とても、とても、とても!!!…

「大江戸ロケット」  新感線

松竹座 8列15番 脚本 中島かずき 演出 いのうえひでのり 初日開けて二日目に見ました。で、もう一回見るんでとりあえずは初回の印象だけ書いておこうかなぁーと。 お話的には、わかりやすくていいかと思うんですが、で、いのうえさんの演出についてもさす…

「リチャード二世」 グローブ座カンパニー

近鉄小劇場 K列2番 構成 田中浩司 演出 山崎清介 もーーーーーう、好き。もう大好き。なにがって、こういうタイプの演出が!!!黒い衣装、シンプルな舞台、意味深な群唱、ハンドクラップ、ううーーん好みです!こういう一種抽象的で、セットでもセリフで…

「超一人芝居『マクベス』」 APPRICOT

近鉄小劇場 D列22番 脚本・演出 西田シャトナー 保村大和さん一人芝居の「マクベス」。ごめん正直なとこ演目聞いたときになぜよりによってマクベス・・・と思ってしまったことは否定しません(笑)だってまたマクベスなんだもん・・・・もうなんべん見て…

「マシーン日記」  スズキビリーバーズ

近鉄小劇場 J列28番 作・演出 松尾スズキ プレハブ小屋で女工をレイプしたミチオ。その女工と結婚しミチオをプレハブ小屋に鎖で繋ぐ兄のアキトシは6本指。アキトシと結婚したサチコは昔いじめられっ子で、そのイジメから救ってくれた恩師のケイコが偶然…

「テキサス」   長塚JESUS

扇町ミュージアムスクエア 自由席 作・演出 長塚圭史 もうずーっとずーっと気になっていた阿佐ヶ谷スパイダース、そして長塚圭史。長塚さんはこの間デジャ・ヴュで見てうむ、やはり好みのタイプだということを指さし確認していたので今回の公演はすごく楽し…

「七月大歌舞伎」

松竹座 4列16番 もうずいぶん昔(ほんとに昔)東京散策してたら歌舞伎座の前に出て、たまたま幕見の席があって、そこで何の気なしに見た玉三郎さんの「道成寺」が私の歌舞伎ファーストインプレッションなんだけど。その時あたし、寝ちゃったんだよね(笑…

「さかしま」  維新派

室生村総合運動公園内健民グラウンド J列49番 構成・演出 松本雄吉 ネットで絶賛されているのを見てもーのすごい衝動的に(笑)ペーパーマリッジ終わった後直で上本町から近鉄奈良線に飛び乗りまして。しかも,電車に乗る前に維新派の事務所に電話したら…

「ペーパーマリッジ」  Show Case

近鉄小劇場 F列1番 作 中谷まゆみ 演出 板垣恭一 少人数の実力派の役者、手慣れた演出に手堅い脚本。確かな技術力を基に作られた芝居、だけど、とても心のある芝居になっていたと思います。前回ビューティフル・サンデイのときの主人公、三枝ちひろの数年…