2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「俺節」

オリックス劇場 3階8列39番 作・演出 福原充則 原作未読。関ジャニの安田章大くんが主演ということで、まーこれはチケット取れない案件ですよねーと流していたんですが、東京公演の幕が開いたら相次ぐ絶賛評に、そ、そんなに〜!?と気になってしまうシアタ…

「無休電車」劇団鹿殺し

シアターブリーゼ P列23番 作 丸尾丸一郎 演出 菜月チョビ 2013年初演。「電車は血で走る」の5年後を描いています。前作の最後でもう一度夢を、と立ち上がったけど、結局のところ生活に追われ、そして創立メンバーが不慮の事故で亡くなってしまう…「電車…

「電車は血で走る」劇団鹿殺し

シアターブリーゼ Q列15番 作 丸尾丸一郎 演出 菜月チョビ 鹿殺し初見!もちろん名前はずいぶん前から承知しておりましたが、なかなか最初の一歩を踏み出すきっかけがなくここまで引っ張ってしまいました。今回、劇団の代表作を2本一挙同時上演!というこ…

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

なんというか、しみじみと、しみじみといい作品でした。癒されるとか感動するとかいうような形容詞とは実のところ真逆にあるような作品だけど、人の心に直接ふれる力があるというか。ケイシー・アフレックはこの作品でオスカーを筆頭に各演技賞を総なめ。ボ…

「パトリオット・デイ」

2013年にあったボストンマラソンでの爆破事件を扱っています。いわゆるBASED ON TRUE STORYってやつ。予告編で見た、巨大倉庫に現場を再現して足取りをたどっていくところが面白そうで見たんですが、いやこれ、悪い意味で予想を裏切られました。悪い意味でと…

「黒塚家の娘」

シアタートラム F列2番 作 北村想 演出 寺十吾 SISカンパニーの主催公演で「日本文学シアター」と銘打たれたシリーズの4作目。今回はタイトルの通り、「黒塚」が題材になっています。「黒塚」は歌舞伎で見たことがあるのと、あと木ノ下歌舞伎で上演したも…

「ローガン」

ヒュー・ジャックマンが演じる最後のウルヴァリン。めちゃくちゃよかったです。めちゃくちゃよかったです。私X-MENの映画2本ぐらい落としてるしそこまで思い入れも深くないですが、それでもここに出てきたキャラクターと、そして出てこなかったキャラクター…

「名古屋平成中村座 夜の部」

名古屋平成中村座 6列14番 「義経千本桜 川連法眼館」。約1時間の場面ですが、見れば見るほど改めてコンパクトにドラマがまとまっていて、作品としてこの場が長く生き続けるのがわかる気がします。今回扇雀さんの狐忠信だったんですが、佐藤忠信での場面の大…

いつでもそこが桜の森の満開の下

坂口安吾の「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」を下敷きに野田秀樹が書いた、夢の遊眠社「贋作・桜の森の満開の下」は、1989年2月に初演された。東京は日本青年館、関西公演は京都南座で行われた。わたしは、この時の南座の公演を観に行った。初めて見る野…