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「ベントラー・ベントラー・ベントラー」piper

スペースゼロ 6列13番 作・演出 後藤ひろひと 久しぶりのスペースゼロ。 前作「ひーはー」とこれだけ同じ構図でこれだけ笑わせるってすごいなあ、と。大王の手のひらで踊らされてるわ!という感じがひしひしとします。そして、カーテンコールでも仰ってまし…

「最前線にて待機」売込隊ビーム

ABCホール C列22番 作・演出 横山拓也 新しくなったABCホール。印象としてはHEPとアート館足して2で割ったような感じですか。リバーサイドで、ロビーからのながめがたいへんよろしいです。しかし、これから足を運ばれる方はやっと着いた!と思ったその先…

「なるべく派手な服を着る」 MONO

ザ・スズナリ H列3番 作・演出 土田英生 相変わらず見事なタイトルセンス。もう勝手にタイトル大賞差し上げます。昔から言ってるけど演劇界で以前本の雑誌がやっていたみたいな、中身関係なく「タイトルだけで」賞を決めるタイトル大賞やったら毎年清水邦夫…

「時の男〜匂うがごとく今盛りなり」リリパット・アーミーⅡ

松下IMPホール M列5番 作・演出 わかぎえふ 千秋楽にお邪魔してきました。 暗転してから芝居がはじまる前にスクリーンに次回の公演情報が出た。映画の予告編?(笑)ちょうどクライマックスを迎えた大河ドラマ、義経&頼朝あたりを題材に、「香り」を読む…

「衛兵たち、西高東低の鼻を嘆く」MONO

ART COMPLEX 1928 D列5番 作・演出 土田英生 久しぶりのMONO本公演。ちなみに次回の公演は2007年の2月だそうです・・・遠っ!!ある城壁の前の5人の衛兵たち。彼らはその城壁を守っている。だが衛兵たちの中にひとり、自分達の存在に疑問を投げかける者…

「母・肝っ玉とその子供たち―三十年戦争年代記」

兵庫県立芸術センター中ホール N列28番 作 ベルトルト・ブレヒト 演出 栗山民也 「わが国では何度も繰り返し上演されてきた人気作」 か・・・(公式サイトより引用)。知らなかった。まだまだ勉強不足ですなあ。休憩時間20分をはさんで上演時間約3時間。…

「猫堀骨董店」ドラマシティプロデュース

シアタードラマシティ 8列26番 作・演出 中井由梨子 ひとりの男が息せき切ってとある骨董店を訪ねる。「この間売ったものを買い戻したいんです。」なのに、その男は自分の売ったものが思い出せない。 鏡の向こう、どこにでもある扉のあちら側、日常のなか…

「夏の夜の夢」HEP HALL Theatre14

HEPHALL B列16番 作 W・シェイクスピア 演出 大塚雅史 去年もこのHEP発の企画でやっていた「ハムレット」も「見たいなあ」と思いつつ、去年は子供のためのシェイクスピアカンパニーで素晴らしすぎる「ハムレット」を見てしまったのでもういいや!と全然…

「姫が愛したダニ小僧」piper

シアタードラマシティ 7列41番 作・演出 後藤ひろひと 大王の芝居のタイトルは大抵一癖も二癖もあるんだけど、今度もまた「ダニ小僧」。これでも、英訳したタイトル見ると全然おかしくないのね!「Princess and Danny Boy」だもん。ダニ小僧でダニーボー…

「百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん」 KUDANproject

愛知県勤労会館つるまいプラザ 7列27番 脚本・演出 天野天街 3月に拝見した二人芝居の面白さと、なにより「百人芝居」っていうその無謀な試みに心ときめかせ遠征してみました。だってもう何がどう転がっても、「見たことのない風景」が観れそうじゃない…

「OSPF(OSAKA SHORT PLAY FESTIVAL) stage E」

松下IMPホール 全席自由 「演劇のロックフェス」・・・というのは呼称としてどうなんでしょうか?(笑)とか、そんなどうでもいいことが気になる私です。まあしかし、15分×6組で1時間半あまりを、1000円で見れるというのはすばらしい価格設定だと思…

「百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん」チラシ

チケットは先日サイトの方からすでに予約済みなのですが、この間精華でやった芝居に行ったからかしらん、チラシと予約のご案内を送ってくださいました。 チラシも相当すごいことになっておるのですが、しかしこれ裏は裏ですごい。コメント寄せているのが し…

「お願い」 ラックシステム

ワッハホール G列16番 作・演出 わかぎえふ 初日なんで、具体的なネタバレはナシの方向で書いてます。ラックシステム、「お」のつく3文字シリーズ。といっても、「お正月」と「お祝い」しか見ていないんですけども。かなり粒ぞろいのキャストを揃えて、…

「真夜中の弥次さん喜多さん」 少年王者館KUDANproject

精華小劇場 全席自由 作・演出 天野天街 精華小劇場初、天野天街演出初、少年王者館KUDANproject初、というわけで初物尽くしの観劇。こいつは春から縁起がいいやな。原作はしりあがり寿氏の傑作漫画。こちらは既読。ヤク中の喜多さんを更生させるために二人…

「スクラップ・ムーン」 劇団赤鬼

新神戸オリエンタル劇場 D列14番 作 高見健次+劇団赤鬼 演出 吉村シュークリーム 関西で随一の観客動員数を誇る劇団だそうである。前回キャラメルを見に行ったときに前説で加藤さんが紹介していまして、新神戸でやるというのはたしかにすごいものだなあ…

「相対的浮世絵」  MONO

AI・HALL E列22番 作・演出 土田英生 舞台はとある田舎の、墓地にある公園。そこに呼び出される二人の男。会話の内容から、二人はどうも「幽霊」としか思えない昔の友人(と弟)に呼び出されているらしいことがわかる。しかし現れた二人はまったくそんな…

「13のバチルス」売込隊ビーム

HEPHALL 全席自由 作・演出 横山拓也 いっとき関西の若手劇団を鬼チェックしていたらしい姉が「とにかくイチオシ」だとすごくプッシュをかけていたので、見ようかなと思いつつなかなかタイミングが合わず・・・今回初挑戦。意外と、と言ったら失礼なのかな、…

「なんぼのもんじゃい」

HEPHALL 作・演出 谷口秀一 人からのお薦めメールをもらったのでふらっと当日券で見てきました。平日の昼間ってこともあってか、座席はガラガラ・・・ もったいない。もったいなさすぎ。「現代版・雨月物語」と言われてもその雨月物語自体をあまり知らないの…

「ニュルンベルク裁判」 ひょうご舞台芸術

宝塚バウホール い列17番 作 アビー・マン/演出 鵜山仁 第二次世界大戦終結後のドイツ、ニュルンベルクで連合国による軍事法廷裁判が開かれたことは歴史の授業で聞いた覚えがあると思う。しかしこの舞台(原作)では、いわゆる国際軍事裁判ではなく、米軍…

「京都11区」

MONO AI・HALL 整理番号22番 作・演出 土田英生 華があるとかそういうわけでもないのにMONOの役者さんが大好きだし、派手でもなんでもないけど土田さんの脚本や演出が好きだ。なんなんだろうなあこれは。「京都を京都らしく」の政策からこぼれた地…

「南半球の渦」

伊丹AIHALL B列9番 作・演出 土田英生 いやー相変わらずちくちくクる話だった・・・。会社の忘年会でオーストラリアに来た一行、真面目でコツコツ頑張るけど要領も悪くて実績も挙げられない結城と、ちゃらんぽらんでいい加減なのに成績もよく出世し…

「OPEf」  上海太郎舞踏公司

豊中市立ローズ文化ホール 全席自由 演出・構成・振付 上海太郎 OPEfというのはOPERAflavorという意味。まさに、オペラ風味。ああ、しかし面白かった。なかなか言葉にしがたい面白さです、これは。クラシックの有名なタイトルナンバーに、好き勝手歌詞を乗っ…

「きゅうりの花」  MONO

扇町ミュージアムスクエア 整理番号24 作・演出 土田英生 とある田舎町の青年団。村おこしになにか策を練らねば、と出た案がみんなで村ではお馴染みの「イエイエ節」に踊りをつけて踊ろうということになったのだが・・・なったのだが・・・なんて書いてい…

「橋を渡ったら泣け」  MONO

近鉄小劇場 E列15番 作・演出 土田英生 タイトルがね。最初どーいう意味なんだろう?とか思っていたんですけど。「今は泣くな、渡ったら泣け」って。それが見終わったあと非常に力を持った良いタイトルだなぁと思えてきてねえ。本当、これ今年のタイトル…

「Long Distance」  MOTHER

近鉄小劇場 J列10番 作・演出 G2 とにかく、おつかれさまでした、と、ありがとう、という感じかなぁ。沢山楽しい舞台をありがとね、と。やっぱり最終公演っていうのはお互いの「ありがとう」の為にあるようなものだと私は思うので・・・男たちの挽歌好…

「12人の追い抜けないアキレス」 ヨーロッパ企画

rise-1シアター 全席自由 作・演出 上田誠 ガーディアンガーデンフェスで第二次予選を勝ち抜いたときの選評とかをよんでいて、ああ結構私好みなのでは?と思ったのでチケを取りました。「三谷・土田さん系」という前評判通り、非常に作りこんである脚本…

「世にも素敵なネバーエンディングストーリー」月影十番勝負 第六番

近鉄小劇場 K列10番 作・演出 河原雅彦 確か今までの月影十番勝負は全部中島かずきさんが脚本をやってらしたと思うんだけど、仕事が入りすぎて忙しくなったのか(笑)、今回初めての外部発注で、白羽の矢がたったのがハイレグジーザス総代河原雅彦氏。今…

「さかしま」  維新派

室生村総合運動公園内健民グラウンド J列49番 構成・演出 松本雄吉 ネットで絶賛されているのを見てもーのすごい衝動的に(笑)ペーパーマリッジ終わった後直で上本町から近鉄奈良線に飛び乗りまして。しかも,電車に乗る前に維新派の事務所に電話したら…

「その鉄塔に男たちはいるという」  MONO

扇町ミュージアムスクエア 自由席 作・演出 土田英生 タイトルが格好良くて、チラシが格好良くて、最近よく名前を聞く土田英生さんの劇団で、・・・というわけで行ってきました。MONO初見。戦場の慰問でショウをするためにやってきた男5人の「コミック…

「月影ホテル」  遊気舎

扇町ミュージアムスクエア 全席自由 作 魔人ハンターミツルギ 演出 久保田浩 久々の遊気舎本公演。いっつも迷うんだけど(JULIOとか寸前まで迷ってた)なーんか行ってなくて。ちなみに後藤さんが離れた後の遊気舎をみる、なんて気持ちは実は全然ありませんで…