「朝日のような夕日をつれて'97」   第三舞台

来たよ来たよ来ましたよ!6年ぶりの再演、第三舞台マイルストーン、朝日。そしてなんと嬉しいことに筧利夫復活!!あーんもう筧さんの「第三舞台」って '91〜 '92の「天使〜」以来よ!ほぼ5年ぶり。

5人のキャストはおなじみウラヤマ・エスカワに大高・小須田組。ゴドー1を筧さん、2を松重さんというRenewal Versionで少年役は新人の松田憲待さん。しっかしまあ筧さんのカッコいいこと。惚れ直したし。んもーやっぱあなたには舞台が合う!ほかのキャストも大高さん、小須田さんはさすがの貫禄。松重さんは、ちょっと苦しいところもあったけど、まあ好演。松田さんも、頑張ってた方かな。(京さんのほうがそりゃ良かったけどね。)内容も、あの完成されたオープニングからラストまでダレることのない、まさに完成された舞台。ギャグは相変わらずキレてるし。(筧さんの「小室批判」は笑った)

そうそう筧さんは今回ゴドー1をやったことで、この長い「朝日」の歴史の中で唯一”5役の中の2役を経験した役者”になった訳だ。だからなんだといわれても困るが。ほんとに、ほんとに、ほんとにいい役者だよ、筧さんは。やっぱり大好きです。そしてやはり「朝日」は最高の舞台です。今度いつ、この作品が再演されるか、はたまたこれが最後の「朝日」になるかはわからないけれど、あの暗闇から聞こえる声、そして「THE END OF ASIA」と大高さんを先頭とする5人のダンスが私の記憶から消え去ることはないでしょう。ラストの潔い5人の姿とともに。

若干「朝日」への思い入れと筧さんが出た嬉しさに舞い上がっている感じですね、この感想(笑)。でもやっぱり好きだなー。「朝日」は。