「嵐になるまで待って」  キャラメルボックス

何年か前にアナザーフェイスで東京だけで公演してたと思う。もともと成井さんの小説「あたしの嫌いなあたしの声」の舞台化で以前はショーマの高橋いさをさんが演出。今回は成井さん本人。成井さんは小説書くとき、「絶対舞台化できないもの」と思ってこの話を書いたそうで、そのせいか「悪人は出てくるわ人は死ぬわ」となかなかハードなお話。でもおかげで私は楽しめました。だーっていーっつもみんないい人なんだもん。安すぎるって。終わり方が。

声で人を操れる男を岡田達也さんがやってて、この悪人ぶりが超良かった!!やっぱ悪人似合うぜ!暗闇の中で「ユーリ!」と叫ぶとことかシビレた〜〜っ。あとこのお姉さんがろうあの人、という設定だったので、舞台上で手話がよくでてたんだけど、これ以外と演劇的で舞台に映えてました。最初のダンスも振りが手話だったし。キレイだった。明樹さんがそのお姉さん役だったんだけど、前編手話!で頑張ってました。立ち姿も綺麗で、ヒロインって感じ。あ、ほんとのヒロインは岡田さつきさんなんですけど。これもなかなか好演でした。途中で声が出なくなってからの演技が良かった。(え?)

それから、この日すごい台風が神戸を襲来していたので、まさに「嵐になるまで待って」でした。文字通り。心残りは細見さんVerの広瀬教授見たかったなーってこと。だって細見さん面白いんだもーん。

細見さんの教授はビデオで見ました。西川さんと同じ役なのに違う人みたい・・・(笑)