「マクベス」  自転車キンクリート

  • スペースゼロ   N列15番
  • 構成・演出   鈴木裕美

まーーまずホントに驚いたんですけど。ちゃんとマクベスだったんですよ。あたし絶対飯島さんが脚本を書くんだと思いこんでいたんだけど、ちゃんとシェイクスピアのちゃんと小田島雄志翻訳のマクベスだった。あーーーびっくり。しかしなんで今素のマクベスなんやろーー・・・??わからん。

マクベスが蔵之介で、やっぱタッパがあるし細いんでマクベスの衣装(衣装も普通のだった・・・)もよく似合ってて格好良かったーー。樋渡さんやら久松さんやらなじみのメンツが殆どだったんですけど、みんな本当に真面目に(笑)マクベスやっててなんか新鮮だった。マクベスのストーリー自体は嫌いじゃないんだけど、シェイクスピアってなんか長いんだよな、話が。セリフも長いし。王が殺されるまでの展開が早いんだか遅いんだかわかんないんですよね。ちょっとだらけるんだよなぁぁ。まあ王が殺されて話が転がりだしてからは面白かったんですけど。一番好きなのはラストですね。ああいう後味悪いの大好き。余韻があって。

3人の魔女はなかなかキュートでいいキャストだったと思う。あとみんなの衣装がマントものが多くてねーーー、マント好きなんで、嬉しかったです。っていうか目の保養って感じでしたな。まあもうちょっとじてキンのオリジナリティがあった方がよかったような気がしますが・・・・。

「ありがちなはなし」のマクベスバージョン、みたいなのを期待していたのでそこのあたりはちょっと残念。蔵さまは格好良かったですけどね。