「黙阿彌オペラ」  こまつ座

なななんんと、こまつ座初見。なんで今まで見なかったんだろう。自分でもわかりませんが。「ララバイ」を見たらこれのチラシが入っていて、日程見たら今日が初日で、今日終わったあと行けるかも・・・と思って当日券の列に並んでみたら買えました。なんでそんな思い立ったかというとまあ大高さんが出てるから。というのと一身上の都合によりこまつ座とかもう気軽に見れないもんな・・と思ったので。

河竹新七こと黙阿彌の人生を描いた作品でしたが、しっかしまあ、役者がみんなうまいうまい。とくにトラさんとミツさんをやった梅沢さん。なんだありゃ。というぐらいうまかったです。大高さんはびっくりするぐらい痩せてて・・びっくりした(笑)パンフによると1年半前ぐらいからだそうですが。私しばらく見ていなかったものな。すごく当然のようになじんでてうまくて、でもやっぱり「大高さん」で、嬉しかったなぁ。セリフ回しとか声とかね。諸肌脱ぐシーンがあるんだけど、すっごい腕がねぇ、締まったいい腕で(笑)。二の腕フェチ(←変態)な私は見とれました。

すごくよくできてますよね。脚本も何もかも。役者さんも実力あって。・・・・ただなーーー。長いんだよなーーー。6時半開演で終わったの10時。そりゃ休憩あったけど・・・基本的に長いっていうだけで苦手な私にはチョイ辛かった。そしてもう一声好みをいえばもうちょっと毒のある方が好きかな、と。

ただ、芝居の最中で黙阿彌役の辻さんが芝居・狂言というものについて語るシーンがあって、井上さんの「イーハトーボの劇列車」を本で読んだときも思ったけど、井上さんはすごく芝居を大切に思っているんだなぁって伝わってきてよかったです。だったら初日に落とすなよ!というツッコミはこの際なしで(笑)。