「パ・ド・ドゥ」  Showcase

終演後アンケートに書いた言葉。
「京さん素敵すぎました。これはもう、恋です。」(爆)

舞台は接見室。登場人物は被告人と弁護士。そして彼女は別れた妻。そうして二人は逃げ場のない接見室でお互いと向き合う。本当は何が起こったのか。どうして、二人は別れなければならなかったのか。
登場人物は二人の役者のみ。90分のガチンコ勝負です。

初演見て、いいなーと思い、ビデオで見て、やっぱりいいなーと思い、再演見てやっぱりやっぱりいいなーと思いました。というか、ものすごいツボにきまくるシーンがひとつあるんですよ。クライマックスで名塚が日向嘉子に向かって言う「誰でも良かったなんて事は決してない。俺はお前が好きだったから結婚したんだ。」って台詞。それを聞いて、こんな状況なのに、その言葉を心底嬉しいと思ってしまう日向。その言葉を待ってしまう日向。切ねーーーー!!!なんで待ってしまうんでしょうね。自分を裏切った男なのにね。ちくしょう。

そしてやっぱり小さい劇場っていいなとかまた思ってしまいました(笑)やっぱり、マイクを通さない人間の生の声が空気を揺らすっていうのはゾクゾクしますよね。京さん、良かったなぁ。「やっぱり俺たちはダメなんだよ」って、くしゃくしゃの声と顔で言われたひにゃもう、こっちの心もくしゃくしゃになるゆーねん。最後、ホントにちょっと泣いてたなぁ。島田さんも。本当に、キレのあるイイ役者さんになったなぁ。

大楽だったので、カーテンコールがちょっとありまして。たぶん、打ち合わせしていなかったと思うんですけど、2回目のカーテンコールとか幕が開くの?開かないの?って感じでわたわたしてたら京さんがすっげーーーいい笑顔で笑っててさぁーー。ヤベー、好きになっちゃうじゃんか!って感じでした(笑)

とかいいながら、終演後1時間たっても出待ちしている女の子の集団をみても「京さんを待っている」とはなかなか信じられなかった私。すまんーーーー(笑)

京さんを一番格好良く演出できるのは板垣さんなのではないかとふと思った(笑)