「モンテ・クリスト伯」   文学座

母が「内野さんがみてみた〜い」と言うのでチケット取って一緒に行ってきました。私も実は内野さんいっぺん舞台で見たかったもので・・・。年末ギリギリにドラマシティの窓口でとったんだけど、キャンセル分があったらしくかなりのいい席。で、この席で見て思ったんですけど多分この8列24番てドラマシティの中のベスト座席(笑)ど真ん中、役者の目線ぴったりです。まあこの前後±1〜2列、2〜3番がいわゆる「演出家席」なんじゃないかなぁと思いました、ハイ。

で、芝居の方は「文学座ってこんなんかなぁ〜」という予想と寸分違わぬ芝居でした(笑)意外性は全くなかったっすねぇ〜、あははは。まあ原作自体がすごく面白いので飽きるとかいうことはなかったですけども、まあ逆にいうと原作通りの面白さで芝居ならではの醍醐味はなしっつーか。真ん中にある装置を回転させて舞台の転換をしていて、暗転の時間をなくそうとしている精神は買いますがだからって回しすぎ!みたいな(笑)しまいに笑いそうになりました、何故廻る!そこで!みたいな感じで。リアルなセットを作らないでやる、という方針ならばいちいちグルグルまわさんでもいいと思うんですが。

演技の方も非常にステレオタイプで良くいえばわかりやすく、悪くいえばありきたり。ねえ。まあいいんでしょうね、こういうのもひとつのジャンルということなんでございましょう。あたしもまあ内野さんの笑顔が可愛いから許す!とか思ってたしな(笑)だからって最後ちょっと台詞カミすぎだけれども。
ちなみに後日たまたまこれを見に行った子に「スッゴイよかった〜〜最高だったねぇ〜〜」と言われて「あははは・・・・」と乾いた笑いしか返せなかったオレなのでした。

ちなみに客席の年齢層の高さ、「こまつ座」とタメかあるいはそれ以上。客席の毛皮率は文句なし過去最高でした(爆)