「Shoes On! 2」

  • 京都駅ビル劇場 シアター1200  EXD列1番
  • 構成・演出  福田陽一郎

東京の博品館でやっていたときからすごく評判を聞いていて、博品館という劇場にいっぺん行ってみたいという気持ちも含めて気になっていたのですが、なかなか機会がなくて見逃していたのがこれ。京都までわざわざ行ってきましたよーもー(笑)

で、これ下の「王立劇場」とちょっと感想がかぶってしまうのですが、やはりこれももう少しシアトリカルなものを想像していたのですね(笑)いや、こっちに関してはただ単にあたしの知識不足なんですけど。ミュージカルのスタンダードナンバーを楽しく、全く違った形で見せるのがこの「SHOES ON!」なんで、いや、もちろんとても楽しかったのですが、哀しいかな私にミュージカルの知識がなさすぎまして。知っているナンバーってそれこそジーン・ケリーの「雨に歌えば」くらいだったものですから。(しかしこれも聞いてももう「時計仕掛けのオレンジ」しか出てこないというていたらく)

出演者の方も川平慈英さんしか知らなかったのですが、一人ミョーに好みの人がいて(笑)うまいなぁうまいなぁ、誰だろうなぁ、と思っていたらものすごいタップの第一人者だということを後で知るシマツ。そういう意味では目は確か・・・なのか?(笑)ミュージカル音痴の私ですがしかしそれでも最初のシーンでみんなが並んで、「shoes on!」といってキメるところは鳥肌ものでした。

しかし改めて自分は本当に「誰かが何かになる」「演じる」ということが好きなのだなぁと実感しました。いくつかのシーンの中に、年老いた老ダンサーが過去の自分を振り返るというのがあって、そこは別に台詞があるわけでもないのにものすごく心惹かれてしまいましたからねぇ。