保村大和さん一人芝居の「マクベス」。ごめん正直なとこ演目聞いたときになぜよりによってマクベス・・・と思ってしまったことは否定しません（笑）だってまたマクベスなんだもん・・・・もうなんべん見てるんだよ・・・同じシェイクスピアでももっとあるだろに！なぜに演劇人はマクベス好き！？
えーとこの間やった一人芝居のBelieveみたいな感じでマクベスだったら正直キツイかなぁとか思っていたんですが、今回は照明と最小限の舞台装置を最大限に活用していて、効果音も若干あって、よかったです。最初にサスペンションで独白から入るところとかちょっとぞくっとした。中盤までは保村さんは入れ替わり立ち替わりいろんな登場人物になってるんですが、Believeの時とはまったく違う感じで、状況を説明するセリフ（ピス時代からお得意の）は一切なし、セリフとトーンだけで場面の転換も見せてます。あの長い話をうまくアレンジしてるし、マクベスの心に汚れが走るたびに身体に塗りたくられる黒い墨も効果的。シャトナーさんうまいなぁ〜と思いました。ラストはっきり見せないのもシャトナーさんらしくて私は好きだ。
しかしまあこれは保村さんの役者っぷりの見事さを堪能する、っていうのが一番正しい見方のような気もしないでもない（笑）ほんと凄かったなぁ。一番すげえ！と唸ってしまったのはマクベス夫人のとこ。今まで見たたくさんのマクベス夫人の中でも一・二を争うマクベス夫人っぷりだったんですが・・・顔の表情とか動く筋肉も全然違うもんなぁ。お見事としか言いようがない。筋肉といえばこの衣装、上半身裸なんですけどね。まーーすごいイイ身体よ！！最初出てきたとき見惚れて集中できなかったわ。腹筋ばっかり見ちゃって。で、しかも下の衣装が皮パンなんですよ・・・・それがまたえっちでさ・・・（ああすいません欲望が暴走してて）動いてる最中に下がるらしくあわや半ケツ！？みたいなセクシーさなんでございます。もう必見！←ってそこで強調されても・・・
