「ニッキーズ・パビリオン」

  • リサイタルホール  A列13番
  • 作・演出  故林広志

どこかにあるかもしれないある街の、一代記、のようなもの。空想なのか実際のことなのか、紙の上でのことなのか、その辺の説明は一切ナシというようなところは結構スキかなぁ。一代記みたくなってはいるけど統一したお話でもないし。ただそこにいる(いるであろう)人達の一部を切り取って見せているような。

故林さんのホンっていうのは初めて見たんですが、これ関東版ではサモアリだったんだけど、関西版では土田さんとかが出てたのね。で、後半部分のコントはアレは実は土田さんが書いたのでは?と思ってしまうほどなんか土田テイストだったような気がしました。あの教室のコントの「サイン、コサイン、マンマン!」がすげー面白くて大好き(笑)ラーメンズのお二人は相変わらず可愛く、小林さんの声は相変わらず素敵だったんですが、(松尾さんの手品に悔しがるところとか超ツボ)やっぱり、ラーの二人は「コント」感が強いというかなんというか。小林さんは特に、自分以外の人の書いたものをやるのが初めてだからかもしれないけど、アドリブに流れそうなところとかあって、その辺は土田さんとか水沼さんの「きっちりやりますよ」という感じとはやはり違うのだなぁと思ってしまったり。拙者ムニエルの加藤啓さん初めて見たんですが、かわいさに驚きました。結構好みかも(笑)。

小林さんと松尾さんっていうのはその小器用さにものすごく近しいものを感じていたんで、お二人が並んでなんか色々やってるのはさすがに楽しく、うひゃー松尾さん流石だなぁというところもあったりして面白かったです。また何か他の人とやって欲しいような気もするんですが・・・・無理かなぁ小林さんのキャラ的に・・・