「荒波次郎」  王立劇場

再演ものだと知らなかったんですが、結構前に書かれた作品みたいですね。後藤さん独特のトリッキーな感じはあまりなく、どちらかというと「ネタもの」「キャラ勝負」みたいな感じの強い作品だったかと。

「キャラ勝負」なだけあって出てくるキャラクターの濃さは天下一品(笑)私の一番のお気に入りは川下さん演じる「芋宮殿」です。あのミョーに嘘臭いメイクも23歳なのにあの口調(笑)も、もちろんウサギな姿も大好きだ〜!山内さんのジャガーもなかなかおいしいキャラクターでした。最後、オチに持って来るんだろうな〜とは思いつつ、一応カーテンコールまでやっちゃうあたりが凄いなと。転球さんも迫力あってよかったなあ。あと、地味ですが曽世さんのキャラも結構好きだ。可愛かったあ。

ただ、主役のお二人非常に正統派でうまいし、格好いいし可愛いんだけど、正統派すぎて他とのバランスがいまいちだったような気もしたり。竹下さん格好良かったけどね。宮崎さんも歌うまかったしなあ。あと、すいません最後の腹筋さんのパワーマイム長いです。ってか殆どネタ的にもう過去見たことあるやつばっかりなので余計そう感じたのかもしれないんだけど。腹筋さんのパワーマイムって誰かの「長いんじゃ!」ってツッコミも含めて一芸(芸か?)って思ってしまうのは私だけでしょうか。