「動物園物語」パルコトライアルシリーズ

  • パルコ劇場  D列24番
  • 作 E・オールビー 演出 鈴木勝秀

スズカツさんの演出というのがどうにも好きで、そのためにこれも無理して頑張って行ってみたのですが、うう、やっぱり好きかも・・・。スズカツさんは一貫して「コミュニュケーション」ということにこだわっておられるのだなぁと改めて思ったり。

セントラルパークでの2人の男の会話劇なんだけど、パルコの客席と舞台を縦横無尽に移動しながらひとり語る田中哲司さんがだんだんだんだん怖くて怖くて直視出来なくなってくるんですよ。普通客席の横を役者が通ったらみんな振り返って見るでしょ?目逸らしてたもんね、みんな。そうして緊張感があがりきったところで突然聞こえる犬の鳴き声に文字通り飛び上がるほど驚いてしまいました(つーか舌噛みそうだった)。最後、あ、きっとこうなる・・・と気がついてしまってからのほうがむしろ心理的にはクるなぁ。最後のノイズの演出もスズカツさんらしかったです。

光石研さんて私は初見だったんですけど、素敵だったな〜。田中さんの熱演は言わずもがな。スズカツさん次はいつ演出やられるんでしょうか・・・大阪にも来て欲しいんですけど・・・