「百鬼夜行抄」  花組芝居

本当に久しぶりに観る花組芝居。原作の今市子さんの漫画が大好きなので、加納さんにも植本さんにも会いたかったし(笑)、足を運んでみました。「妖怪の出てくるサザエさん」という前評判も聞いていたので、原作とのギャップにびっくりしすぎることもなく、なかなか楽しめた作品でした。

原作の中のエピソードをちょっとづつ組み合わせて一本の作品にしている感じなので、続編もこのままいけるかも?作品のチョイスもなかなかよかったような。原作はもっと怖くて儚げなので、その辺のテイストが薄れているのは残念な気もしつつ、でも大姫との戦いで青嵐が死んでしまったと思う律の悲しみには結構ほろりときたりもしました。家族の雰囲気も結構よく再現されていたような気がします。覚おじさんとか孝弘おじさんなんかよかったなあ。お母さんとお祖母ちゃんも飄々とした感じがあって好きでした。

司ちゃんについてはまあ・・・あれでネタになっているから個人的には良いかな〜(笑)。律をやった子は研修生らしいんですがすっごい律っぽかったっすね〜。青嵐や尾白・尾黒の造形も凝ってたなあ。鬼灯はちょっと油っぽかったのがなんなんだけど。まあでもキャストも結構はまっていて良かったんじゃないでしょうか。植本さんと加納さんの出番が少な目だったのはちょっと残念でしたが。