「裏日本」 猫のホテル

えっと・・・いまいちつかみ所のないまま終わってしまったというか・・・。今年大阪に来てくれた「起きてる者はいないのか!」がすごく面白かったので、他の本公演も見てみたいなあと思っていたんだけど、今回のほうがいつもの猫ホテテイストならそりゃあ前回見た人は戸惑っただろうと思った(笑)面白くなかったわけではなくてむしろ瞬発力的な笑いは結構あったんだけど、私がなかなか話に乗っていけなかったので、最後の桜吹雪もなんか中途半端な印象しかなく・・・。

池田鉄洋さんの、自分ですら持て余し気味な感じが漂う無駄な肉体美がよかったです(笑)市川しんペーさんはどう贔屓目に見ても男前なタイプではないのに、見ているうちに段々カッコよく見えてきてしまうマジックの持ち主で今回もまんまとそれにやられました。千葉さんとの冒頭の電源コント大好き。千葉雅子さんはいつもながらに面白くてさすがですが、個人的にはもっとキレちゃった千葉さんも見てみたいかな。

「裏日本」のタイトルの示すとおり、なんともうらぶれた人寂しい街に集まる、うらぶれたダメー、感漂う人たちのあれやこれや、っていうのは凄く雰囲気出てたんだけど、探し当てられたくないんだけど探し当てられる気配すらない、そのやるせなさ感をもっと前面に出してくれたほうが、個人的には食いつきやすかったかも、とか思ったりしました。