「ア・ラ・カルト」

  • MIDシアター  Aブロック5列5番
  • 演出 吉澤耕一

毎年恒例、今年もやって参りました♪今年の芝居行脚もアラカルトで〆。千秋楽にお邪魔してきました〜。

今年のオープニングカクテルは「ピック・ミー・アップ」。お酒をあまり飲まない私は初めて聞く名前でした。キメキメで「ピック・ユー・アップ?」と言って照れる白井さんが可愛い。このオープニングに限らず、どのシュチュエーションも毎年毎年うまく見せてくれるなあと本当に感心します。今年はどういう手で来るのかそれを待つのもアラカルトの楽しみ。

今年のビジターのROLLYが仕事の傍らバンドを続けるサラリーマンを演じた今年のメインディッシュもなかなか。シングルモットーの歌すげえよかった!私も入会させて下さい!そして出来れば陰山ギャルソンと一緒に退会させて下さい!(どさくさ)陰山さんのギャルソンエプロンが今年も拝めて眼福眼福。きらりと光る眼鏡も実は私の好きアイテム。デザートのパパと女の子、このシュチュエーションの切り取り方も見事だったなあ。「酔っぱらってクダ巻いて、最低だな」と言って娘を見る白井パパの眼差しの優しさにほろり。コーヒーの老夫婦はもう、何度見ても涙が止まりませんね。ギャルソンがテーブルのランプの上にかがみ込んで、煙草に火をつける仕草を見ていると、芝居を観る贅沢というものを思わずにいられません。

個人的に今年はショータイムでしてやられました。ROLLYの愛の賛歌が聴けるのはもともとすごい楽しみだったんだけど、とにかくその「ホンモノ」っぷりに完全にしてやられました。歌のうまさ云々よりも、一瞬にして世界を創り上げるひとだなあと、そのことに何よりも感動。愛の賛歌での美しいドラッグクイーンぶりにもうっとりでしたが、わたしはもうアマポーラにぞっこん。あのリフ・・・・!最後にAメロに戻るあのたまらない切なさにボロ泣きでした。

今年は大阪でもハンドベルが聴けて嬉しかったです!千秋楽ということもあってか、カーテンコールののち観客席総立ちのスタンディングオベーション!涙もろい高泉さんを泣かせてしまいました。本日いらっしゃっていたというROLLYのお姉さま方にもきっとご満足いただけた夜だったのではないでしょうか(笑)